こんにちは。 心の健康を24時間考えている看護師です。健康であることは「より良い生き方」をすることなんだなぁと思っていると、より良い生き方は「より良い死に方」のことなんだぁと思って今に至っています。自己紹介にお付き合いいただけたら有り難いです。 1.変わった子供だった 私はめっちゃ悩みやすいタイプだったのですが、皆さまはいかがでしょう? 中学、高校、20代、30代、40代… ほんとによくつまづいて来ました。振り返ってみると、頑張り屋さんで良い子をずっと演じていたなぁと思い
『ケアラー』は介護する人という意味ではなく、『ケアする人』を意味しています。看護師、保育士、介護士だけでなく、セラピスト、ヒーラー、カウンセラーなど心のケアをする人たち、自宅で介護する人、社内で相談にのる人、友だちの悩みを聞く人も、みんな含めてケアラーです。 日本はこれから、誰もが誰かをケアするケアラーがあふれる国になっていくと思うんですね。それだけしんどい時期が来るのは避けられないと思いますが、その経験は次の時代に移行するためのものだと思います。同じような感覚の人がいたら
いつもは介護や認知症について書いていますが、今日は生き方について私の苦い経験を書きたいと思います。 最近ね、若い人で知名度を上げている人が、うつっぽいような、深い溝に落ちてしまったような、いわゆる『虚無感』に陥ってしまっている人をちょくちょく見かけます。まぁ物価は上がるし税金は上がるしで稼がないといけない、さらに子育てはあるわ介護はあるわで、めっちゃ忙しいので自ずと能力主義になってしまいますね。 そして情報過多になるにつれ時間経過も加速するため、無我夢中で走り続けてる…的
1.介護業界のIOT 介護施設の人材不足に対し、政府はIOTを推進していますが、なかなか思うように進まないのが現状です。企業から「こうなったらいいな~と思うこと聞かせてください」とよく尋ねられますが、私たちが思いつくのは現実的ではないことがほとんどです。 たとえば高齢者集合住宅や介護施設の居室では、毎日当たり前のように紙オムツを使用します。各々の枕元で壁をパカッと開けば紙オムツが出て来る、あるいは壁をパカッと開けば、使用済みのオムツをゴミ捨て場までシューッと配管を通っ
1.認知症の悩み 先日、イオンモール品川で『親にイライラしない介護コミュニケーション』のセミナーと相談会を行いましたが、ほとんどの人が認知症のことで悩まれていました。とくに「あんた、私の財布とったやろ」みたいな‟物取られ妄想”が多いですよねと言うと、「そうそう!それなんです!」とおっしゃっていました。 そうでなくても介護で起こる問題や、介護する人のストレスになっている原因ほとんどは、意思疎通が上手くいかない=コミュニケーションではないでしょうか。コミュニケーションがス
1.介護の苦労は意思疎通の難しさ あなたが親の介護でもっとも苦労していることは何でしょうか。 現在、介護を受けている人は700万人います。認知症においては約1000万人いると言われています。高齢になれば聴覚や視覚機能、理解力の低下で意思疎通がスムーズでなくなり、とくに認知症の見当識は低下する一方です。 よくある介護のセミナーは、車椅子への移乗や、体位変換、食事介助など方法論が多いですが、介護のいちばんの悩みはソコではないような気がします。介護は日常生活の援助と思いつつ
イオンモール品川シーサイド店で常設となったシニアケア&健康家族【 MySCUE 】にて、介護セミナー&お困りごと相談会を実施しました。 1.イオンのシニアケアについて 健康家族&シニアケアの【MySCUE】は、今までインターネットサイトで情報発信しつつ、実店舗では月1回の特設イベントとして全国展開して来ました。そして2024年9月12日より、品川シーサイド店にMySCUEが常設となったため、たくさんの便利グッズや健康グッズの展示と共に、グループセミナーや相談会が行なえるよ
今日と明日(7/6,7)大阪のイオンモール茨木で 『心の介護相談室』のブースを出展します(無料) イオンでは毎月どこかでシニアケアのイベントをしています。 長年続いた親の介護を終えて 自分自身が何のために生きているのかわからなくなって… ここに来れば答えが見つかるかもと思って来ました という人が以前いたそうです。 そのとき相談にのれる人がおらず 栄養ブースの看護師がずっと話を聞いていたとか。 今まで心のケアブースは無かったのですが イオンさんから要請を承りま
看護師が死について書いているブログです。お辛い状況の方は、気持ちが落ち着いているときにご覧になってくださることをお勧めします。 1.魂の目的を見出す 超高齢化国として世界の先頭を行く日本は、これから多死社会を迎えます。2035年のピーク時には高齢者数が約4000万人になることから、その前後20年間に約4000万人が介護・認知症・お看取りの状態になっていきます。ということは、すべての人を病院や施設で見るのは不可能となり、多くの人が自宅で最期を迎えることになります。 ただ、
あなたは自分の生き方・死に方で決めていることありますか? 私は今57歳ですが、30歳頃に決めたことが今も変わっていません。それが正しいかどうかなんてわからないけど、30年近くずっと実践し続けているので、きっとその道で合っているのだろうなと自分なりに思っています。 皆さんが「生きていくための糧」としているものは何でしょう?宗教的なものもあると思いますが、歴史上の人物や憧れの人を心の糧にしている人もいるのではないでしょうか? 「インド独立の父」と言われ、「世界のスピリチュアル
産業保健師・看護師の派遣会社から依頼をいただいて、オンラインセミナーを行いました。人事課・労務担当の方々が146名参加してくださいました。 今まで企業向けにセミナーをしたことがなかったのですが、私はそのことに気づいてなくて(笑)終わってから受け取ったエネルギーの大きさに疲れ果ててしまいました。これから企業で起こる介護問題の大きさを、身体が先に感じ取っているのかもしれないなぁと思いました。 1.会社は介護を放っておけない セミナーは「介護・がんで悩む社員への関わり方」でし
看護+心の専門家の視点で書いています。認知科学・脳科学・人間関係・コミュニケーション等を介護や健康問題に応用しています。 * * * * * * * * * * 親の介護をしようと決めたとき。 それは「愛」だったのではないでしょうか? 施設に行きたくないって言うから。最期は家がいいって言うから。もし施設で感染症になったら二度と会えなくなるかもしれないから。…だから私が家で見てあげよう、と思ったのではないでしょうか? ところがいつの間にか、介護はやらな
前回、余命1ヶ月の告知を受けた父に、看護師の娘が決めた「最期のプラン」について書きました。 余命1ヶ月の告知を受けた父の記事はマガジンに綴っています。今回は父が亡くなった後のことを書きます。 1.父の葬儀 主治医の先生は、精査目的で入院したその日に身内だけを呼んで、余命数ヶ月と告げました。翌日、本人には余命1ヶ月と告げました。それは先生なりの配慮で、父が自分で動ける時間を告げてくれたのだと思います。そして父は1ヶ月半後に他界しました。 私は母も兄妹もいないため喪主でし
ご覧いただきありがとうございます。 2023年11月23日(祝)オンラインにて「心から看る介護と認知症」のお話会を行ないました。 このお話会は2017年から2020年1月まで、東京・大阪・長野・滋賀県などで約300名の方に受講していただいています。その頃、受講されるのは専門職が多く「介護を受ける人の心理」だと思って受ける人が多かったです。 ですがようやく「介護する人の心を守る」という言葉が伝わるようになり、60名以上の方にご参加いただきました。 ■このような方に受講いた
ご覧いただきありがとうございます。 直前のお知らせになり申し訳ありません。 本日(11/23祝)13時~15時30分に「心から看る介護と認知症」のお話会をZOOMで開催します。 ●13時まで申し込みできます ●参加できなくてもアーカイブを視聴できます ●アンケートに回答いただいた方に資料をお送りします 潜在意識や集合無意識の先生を13年間してきました。その知識や経験を「介護と認知症」に応用したお話会をしています。"介護がしんどい"と思われている方にご参加いただければと思っ
2023年6月2日大安吉日、リーガロイヤルホテル東京で法人設立会を開催しました。設立は昨年10月でしたが自粛のため、時期を待っての開催となりました。参加企業37名、看護師37名、計74名の方々にご臨席いただきました。 1.開催に至った経緯 2020年のコロナ感染症によって、私たちの生活は一変しました。今もまだ感染は続いていますし、大変な思いをされた方が大勢いらっしゃると思います。ですが一方で、この3年間に多くの人の健康意識を高めるという結果を導きました。 メンタルケア、