②同じものを見聞き感じても同じ感性の人は一人として居ないから受け取り方は十人十色。【マガジンⅠ】
今日も会いに来てくれたのね。
有難うね。
じゃあ今日も昨日のお話の中で少し触れたことについて
話していこうかね。
昨日のお話の最後の方で、
私がこんなことを言ってたの覚えてるかしら。
人は同じものを見聞きしても、
受け取り方や感じ方は全く違うものなのよ。
たとえば私はね、
赤ちゃんの泣き声なんかを聞くと
元気いっぱいなことが伝わってきて嬉しくなってしまうの。
でもこれは人によって感じ方は違うものよね。
同じ赤子を抱っこしているお母さんだったら、
共感して親近感を持ったりするかもしれないね。
また赤ちゃんと接することが今まであまりなかった人には
わずらわしいと感じてうるさいと思ってしまうこともあると思うの。
そのどれもが、
別に正しいや間違ってるって振り分ける必要はないわよね。
だって、
その人の生い立ちや感性によって
思い方や感じ取り方は千差万別なのは当たり前なんですもの。
双子ちゃんってね、
生まれた時から2人ともが全く同じ動きはしないじゃない?
似てたとしても違った個人なのよねみんな。
私も昔はよく映画を見に行っていたりしたものだけれど、
見終わった後に一緒に行った人とは
どんなところが印象に残ったのかをよくお喋りしたわ。
それが同じシーンだったとしても、
私と友達では感じ方が違うから、
同じ言葉を使って説明しても
言葉に込めるイメージが違うから、
どうしても相手が想像した情景通りには考えられないのよ。
これは日常でも起こりうることだと私は思うのね。
だから私は人の話を聞く場合は、
伝えてくれたことのひとつひとつを丁寧に受け取るように気をつけて、
「これはこういうことが伝えたかったってことで合ってるかい?」
って確認するようにしてきたの。
せっかく私に話そうと時間と労力を使って伝えてくれていることに、
知ったかぶりで適当に聞くのは、
私がされたら淋しいもの。
それにね、
間違って受け取ってしまっていたら
どこから認識合わせし直したらいいか探り直さなきゃいけないじゃない?
私は二度手間って嫌いだからね。
初手で手間をかけるようにしているのよ。
私は知りたがりで知ってもらいたい性格だから、
ちゃんと理解したいがすごく強いの。
自分がちゃんと理解できるようになれば、
伝える時にもきちんと伝わるように気をつけることがわかるからね。
伝えてるつもりになって
実は全然伝わってなかったってよくあることさね。
丁寧に伝わったかどうか確認することも、
ひとつひとつ理解したか確認することも、
私は人付き合いする上では大事だと思っとるのよ。
信用や信頼は、
そういったひとつひとつのやり取りを面倒がらずに
なるべく意図通りに受け取ることで、
相手の「伝えたい」を成就したい気持ちにどれだけ寄り添えるかで
勝ち取っていけるものじゃと私は思うの。
もちろん相手の満足のためだけじゃなく、
自分とは違う感性の人の発想に触れて、
私自身の想像力を拡げるために
人の話を聞かせてもらっておるんじゃけどな。
さて、今日のお話はここまで。
違う人生を歩んできたことで培ってきた知財や経験則を、
口を開けばタダでくれるたくさんの人たちがいる。
有難いことじゃと思わんかね?
より深く理解しようと頑張ることは、
知識を増やす以上のことにもつながると
私は思っとるよ。
じゃあ、また寄ってってね。
今日は来てくれて有難うね。
続きのお話はこちらに。
お時間ございましたら是非お読みください。