③自分では当たり前すぎることはわざわざ言葉にして伝えないことが多い【マガジンⅠ】
今日も会いに来てくれたのね。
有難うね。
じゃあ今日も昨日のお話の中で少し触れたことについて
話していこうかね。
昨日のお話の最後の方で、
私がこんなことを言ってたの覚えてるかしら。
伝えてるつもりになって
実は全然伝わってなかったってよくあることさね。
自分にとって癖付いてしまっていることって、
当たり前すぎて言葉に出さないってことはないかしら。
たとえば、
朝ご飯を食べる人は、他の人も食べてきてる前提で話されたり、
車に乗る人は、他の人の移動手段も車だろうと思ってしまったり、
とかね。
私この前ね、
お友達の家でご馳走になった時に、
トマトを出してもらったんだけど、
マヨネーズがたっぷりかかっていてね。
おそらくお友達のご家庭では
トマトにはマヨネーズなんでしょうね。
でも私はお塩をかけるかそのまま頂くことが多くてね。
習慣や癖というものは、
個人やご家庭、地域や国によってさまざまなのよね。
その環境では、
わざわざ確認しなくても当然のように行うこと。
だから共通認識が取れているものと思ってしまって、
意識せずとも伝えなくてもわかっているだろうと勝手に解釈して、
確認も伝達もせずに話を進めてしまうことがあると思うんよ。
新人さんにやってもらいたいことを教える時に
よく起こりがちなことさね。
あぁ先にこれ教えておかねばとか
えぇこんなこともわからんのかい?(教えてないのに)
と、まぁこんなポツっと出てしまう独り言が出てしまう時は、
大概何かを教え忘れておる時だと思うとくと良いかもしれんね。
当たり前になりすぎて意識せずともやってしまっていることは、
言葉で説明することってなかなか難しいものなんじゃよ。
自転車が乗れない子供にどうやったら乗れるようになれるか尋ねられても、
おそらく0からうまく乗れるように説明することは、
今の私にはできないと思うんじゃよ。
どうして転ばずに乗れているか考えたことがないからね。
人と認識の齟齬なく話す上で大切にした方が良いのは、
必要な情報をちゃんと渡せている
受け取れているかを丁寧に確認すること
じゃと私は思っとるよ。
ちゃんと伝わってないで話が進んでいくと、
途中でわからないことが出てきてしまった時に、
同じ話を何度も繰り返してすることになりかねんからね。
はじめから丁寧に自分の話している内容と、
相手がこちらのイメージ通りに受け取ってくれているかの確認をする癖を、
日常からつけておくと良いと思うよ。
あともう一つ気をつけといた方がいいのが
理解するのに手間取って、苦し紛れで
同意や肯定をしてしまっておる人が居らんか。
これを気にかけてやると良いと思うよ。
さて、今日のお話はここまでにしようかね。
当たり前は人によって違うもんだからね。
習慣にしてることや考えなしにやってしまっておる癖も人それぞれ。
逆に言えば、よく話す人の習慣や癖を知っとくと、
相手が伝えきれとらん言葉をこちらで拾い上げることもできる。
人と会話する時には、
言葉の裏側にある伝えたい想いは何か。
これを考えながら聞くと良いじゃろうて。
じゃあ、また寄ってってね。
今日は来てくれて有難うね。
続きのお話はこちらに。
お時間ございましたら是非お読みください。