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④聞き手の心に余裕がないと理解しないまま苦し紛れの生返事をしてしまう。【マガジンⅠ】

今日も会いに来てくれたのね。
有難うね。

じゃあ今日も昨日のお話の中で少し触れたことについて
話していこうかね。

昨日のお話の最後の方で、
私がこんなことを言ってたの覚えてるかしら。

理解するのに手間取って、苦し紛れで
同意や肯定をしてしまっておる人が居らんかを
気にかけてやると良いと思うよ。

私は昔ね、
選択や返事に困った時には、
大体「はい」って何も考えずに、
反射的に言ってしまってた
のね。

でね、
そういう返事をしてる時ってね、
考えが追いついてないから、
返事したは良いけど
その内容をちゃんと理解できてないことが多かった
と、
今考えたら思うの。

若い時は心の余裕を作るのが苦手でね。
圧力を感じてしまうと
勢いで返事だけしてしまっていたわ。

今はそうでもないって人でも、
そんな時って誰しもあったと思うの。

私もね、
子供に「はい」って決まった返事を言わせるために、
叱ってしつけようとしてしまってたさ。
あの接し方には後悔したものさね。
あのやり方は教育とは言わない。
飼育だったと思うよ。
気づいた時にはちゃんと伝え方を変えて、
それまでのことを謝ったね。

ごめんなさいね。
ちょっと私の話をしてしまったわ。

えっと、
なんだったかしら。

そうそう、
心に余裕がないと
内容の理解が追いついてないのに
考えなしに返事だけしてしまう
って話だったわね。

でね、
これは話を聴いている側のことであって、
話をしている側は
その返事がちゃんと理解して言ってるのかは、
正直判断が難しいのよ。

だからね、

話す側の人は
相手の理解がまず追い付いてきているかを確認しながら
話を進めることを薦めるわ。
あとね、
もし理解が追い付いてないだったら
話すスピードを聴きながら合わせていくと良いわね。

せっかく時間と労力と知財をその人にかけるのに、
同じこと手間を繰り返すのは大変でしょ?
いろいろな理解度の人に伝える力を養う機会を得たと捉えて、
話し方の引き出しを増やす訓練として取り組んでみてちょうだい。

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話を聴く側はね、
返答を求められた時に
ちゃんと理解が追いついてないことを、
誠実にちゃんと伝えることが大切
よ。

勇気がないからできないわって人も居ると思うけど、
一旦聴いて欲しいの。

理解できなかった場合、
その事実は変わらないじゃない?
だから話してくれている人になるべく早くそれを伝えないと、
同じ話をさせてしまう量がどんどん増えていくの。
手間が増えるって自分でもなるべく避けたいじゃない?

話し手ってね、
こちらが理解してるかどうかじゃなく、
自分が話してて心地良いスピードで、
受け取り手に寄り添うよりも
その時思いついた言葉を並べてことが多いんじゃよ。

その状況でもね、
最後まで話が終わってしまって、
その時点で理解しきれたかったと相手が知った時に、
自分の伝える力には目を向けず、
理不尽だけど理解できなかったこちらを失望してくる
ものなの。

でも悪気はないの。
そうとしか考えが及ばないのは、
周りにそう考えてしまう人が多くて
その影響を受けてしまったから
なのよ。

だからね、
なるべく理解できるように頑張ることを改めて伝えつつ、
こまめに話を止めて理解できているか確認させてほしいことを、
できる限り早めに共有しておいてほしい
の。

お互いに大変さを最小限に、
聴き手からも会話のキャッチボールをしていくの。


人間関係を良好に築いていくための処世術ね。


今日は長くなってしまってごめんなさいね。

ここまでにしましょう。


じゃあ、また寄ってってね。
今日は来てくれて有難うね。


続きのお話はこちらに。
お時間ございましたら是非お読みください。


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想流(そうる)
私の為に使わせていただくというよりは、 身の周りで助けてくれる人へのお礼として使わせていただきたいと考えてます。 せっかく私の為にご用意くださったものなのにごめんなさいね。 私は余生を、出来る限りの有難うを伝えて過ごしていきたいの。 気持ちを汲んでいただけると嬉しいです。