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『綿帽子』

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綿帽子というタイトルで書き綴っているエッセイです。 「親子とは何か?自分とは何か?」 永遠に答えが出なさそうで、案外知っていたりする事実をテーマに書き綴っております。自分の経験や…
無料記事に有料記事8本を含めた『綿帽子』第一部を纏めたマガジンです。
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2024年7月の記事一覧

綿帽子 第三十一話

「家を売りに出した」 約束の日までに再度税理士さんに連絡を取ってみたが、良い返事ではない…

sekirein
6か月前
7

綿帽子 第三十話

1週間が過ぎた。 税理士さんからの連絡はない。 不動産屋から再度来宅したいと連絡が入る。 …

sekirein
6か月前
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綿帽子 第二十九話

『ピンチの後には必ずチャンスがやって来る』 それは多分短期間には訪れない。 長く訪れない…

sekirein
6か月前
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綿帽子 第二十八話

退院してから一ヶ月半が経過した。 残暑も諦めが入ったのか、秋らしく肌寒い日も多くなってき…

sekirein
6か月前
7

綿帽子 第二十七話

『残酷な向日葵が並んでいる』 元々厳しい残暑のおかげで季節外れに華々しく咲いていた向日葵…

sekirein
6か月前
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綿帽子 第二十六話

寒くなったら暑くなる。 初秋だというのに残暑のぶり返しがきつい。 いい加減諦めろよ残暑と…

sekirein
6か月前
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綿帽子 第二十五話

あれからも同じ道を通る度に婆さんは出てくる。 老木に近づくにつれて緊張感が増していくが、平常心を養うには丁度良いのかもしれない。 少しずつ距離を伸ばしてコンビニの近くまで来れるようになった。 店内に入ってみる。 このコンビニにはよく通っていたので懐かしい顔を見る。 軽く挨拶を交わしてから、すぐに外に出た。 まだ人と上手く会話できるような状態ではないらしい。 自分が本当に情けなく思ったりするが、ここまで弱ってしまったのだから仕方がない。 腹を括って前を向くしかないのだ

綿帽子 第二十四話

帰り道、タクシーの中で今日という日を振り返る。 診察室で聞かされたことを頭の中で整理しな…

sekirein
7か月前
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綿帽子 第二十三話

「お風呂ショッ〜ク!!」 から三日経った。 相変わらず湯船に浸かっても凍えるような思いを…

sekirein
7か月前
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綿帽子 第二十二話

昨夜お風呂に入ってみた。 最後に入ってから2週間以上は経っている。 夏なのでシャワーだけ…

sekirein
7か月前
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綿帽子 第二十一話

自宅に戻って二日が過ぎた。 今夜はカレーになる予定。 自分から夕食をリクエストした。 焼…

sekirein
7か月前
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