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♪夢でもし戦えたら素敵なことねえ。ドジャース大谷選手がMLBの球宴で初ホームラン。どんなレジェンド投手との対戦なら、「ヒリヒリ」するか想像してみた

♪夢でもし戦えたら素敵なことねえ。ドジャースの大谷翔平選手(30)がメジャーリーグのオールスターで初ホームランを放った。今季ナリーグ本塁打王争いでトップを走るスラッガー。もはや、大谷選手をキリキリ舞いさせる投手は、現役世代ではいないのではないか。どんな投手とならば「ヒリヒリ」した戦いとなるか、過去の名投手との対戦を想像した。

テキサス州のアーリントンで16日(日本時間17日)に行われた球宴。大谷選手は4年連続4回目の出場だ。今年はエンゼルスからドジャースへ移籍したため、初めてナリーグの一員となった。

「野球小僧」大谷選手にとって、球宴は大好きだろう。夏祭りに出かける子どもの気分と同じかもしれない。対戦したい相手を問われた際には「誰が投げるかちょっと分からないので、出てきたピッチャーとの対戦を楽しみにしたい」と語っていた。

そして今回、本人も野球ファンも待ちに待った瞬間が訪れた。三回表の第2打席。無死無死一、二塁の場面で打席が回ってきた。相手はレッドソックスのタナー・ホウク投手。今季8勝を挙げている。

そして2ボールからの3球目。甘く入った真ん中のスプリットをとらえた。打球は打った瞬間に「入った!」とわかる右中間への3ラン。「楽しかったゲームで打てた。特別な瞬間だった」と大谷選手は振り返った。

オールスターは1933年に初めて開催された。「ベーブ・ルースとカール・ハッベルの対戦が見たい」と願う少年からの手紙がきっかけとされる。かつては両リーグ間の交流戦がなかったため、別のリーグの選手の対戦はワールドシリーズしかなかったのだ。

もはや現役世代で大谷選手をキリキリ舞いさせる投手は存在しないのではないかと思ってしまう。そんな時に1曲の歌が脳裏によぎる。2008年にリリースされた鈴木雅之さんの「夢で逢えたら」だ。

♪夢でもし逢えたら素敵なことねえ。ムーディーな曲調はテレビCMにも使われた。私はこんな歌詞を思い浮かべる。♪夢でもし戦えたら素敵なことねえ。

大谷選手が9月のポストシーズン争いを「ヒリヒリ」させる戦いと称し、今年のドジャース移籍も優勝展開を毎年繰り広げる戦いをしたいという憧れが原因だったと思われる。

それならば、大谷選手を「ヒリヒリ」させるピッチングをする人は誰だろう。もはや過去に飛ぶしかないかもしれない。

通算303勝を挙げたサウスポーで身長208センチの大物。ランディ・ジョンソンさんをまず思い浮かべる。完全試合を2004年に達成。もしもこのゲームで大谷選手が打席に立っていたらと想像したくなる。

次にメジャー記録の通算5714三振を奪ったノーラン・ライアンさんだ。1973年にはシーズン最多の383奪三振。日本では「カリフォルニア超特急」と言われた。左足を高く上げて剛速球を投げ込むピッチングは迫力があった。

そして、やはりベーブ・ルースさんだろう。ホームラン打者であり、レッドソックス時代には投手でも活躍。1916年には23勝。防御率1.75はシーズン最優秀だった。2人の対戦ならば、「ピッチャー大谷、打者ルース」の対戦も楽しみになる。

大谷選手の打棒を見ていると、過去のレジェンドしか大谷選手をキリキリ舞いさせることはできないかもしれない。往年の名投手との「ヒリヒリ」した対戦を空想したくなる。今や大谷選手は現代における最高のバッターと言って過言ではないだろう。

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