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発熱外来とは何だったのか
国の方針で、令和6年3月31日を以てCOVID-19に関する発熱外来の特例が廃止されました。具体的には国の支援体制が終了することによって、病院が発熱外来を行うメリットがなくなるということです。
発熱外来にはコストが掛かりますから、この先に同様の診療体制を続けようとすると病院側には経営的負担が強いられ、やればやるほどマイナスになるという厳しい現実があります。
COVID-19に関連する診療報酬も大きく変更されて、一部にコロナ特需と揶揄されたような状態は終焉を迎えたといえるでしょう。
このため、今年4月ないし5月から発熱外来を終了する医療機関が多いのです。冒頭に述べたように、これは国の方針ですから、一切の責任は国家の負うところであって、もしも損害が出る場合、国民と医療機関は共に被害者です。
4月から「医師の働き方改革」の適用によって静かに医療体制がヤバいことになっているわけですが、さて問題の深刻さが明るみに出るまでには、幾らかのタイムラグがあるのだろうと予測します。
日本は貧しい国です。
諸外国と比較して「豊かだ」という意見もありますが、それは本質ではありませんありません。
未来ある発展途上国と、滅亡に向かう衰退国では何もかもが違うでしょう。歴史と人口ピラミッドを読めば、日本の現状と幸福度の低さを理解することができます。
医療問題は崩壊する国家の抱える諸問題のひとつに過ぎません。老人の老人による老人のための政治に未来があるはずもなく、私たちの生きる令和時代には、斜陽という言葉がよく似合います。
拙文に最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました。願わくは手の届く範囲の人たちが、せめて幸せでありますように。
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