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守護霊と天命、魂に対する考察

 その古びた写真を初めて見たのは、私が2歳の頃だったと聞いています。数十人の写る集合写真を見せられ「知っている人いる?」と質問された私は、ピタリと曽祖父を指したそうです。
 とうに他界して、見たことも会ったこともないはずの曽祖父を、私は知っていました。

 私が大学生の頃に祖父は一冊の本を出版しました。それは、家系を遡って記した私の先祖の記録でした。表紙をめくって見えた写真に、私は号泣します。セピア色の曽祖父は、確かに幼少期に私を近くで見守ってくれていたその人でした。

 成長するにつれて私の霊感は弱まり、成人してからは「はっきりと視えること」は稀ですが、守護霊と称される何かは存在していると、私は確信しています。守護霊論を繰り広げる人たちがいますが、声の大きい人ほど「インチキ」だなぁと思います。「本物」はふつう商業主義に走りません。霊的なものの大切さと怖さを知っているからです。寺社仏閣の関係者の中には、そういう力のある人もいますが、一般集団より少し割合が多いかどうかといったところで、本物に出会うことは稀です。そもそも易々とそれを人に話したりしません。私も日常生活では、よほどのことがない限り霊感のことは隠して生活しています。

 霊感のない方には非科学的だと言われるかもしれませんし、精神科医が聞いたら幻覚だとか妄想だとか言われるでしょうね。

 ただ私には、世界の謎のほとんどを解明できていないような未発達な「科学の目」が、まだ「霊と称されるもの」を捉えられていないだけだと思われるのです。

 私の父方家系は辿れるところまで医者です。

 お世話になった宮司さんの言うことには、私には遠い先祖が複数人ついているそうです。守護霊は一人に一人、と先入観のあった私は、複数の気配があることの違和感が解消されました。
 私は私の経験と自由意志を以て医学の道に入ったと考えますが、そもそもの経験は壮絶な病苦であって、何かに導かれた必然の帰着なのかもしれません。今ではこれを天命と捉えています。
 生死の境を彷徨ったことは何度もありましたが、その都度「生きる」方に転がりました。これをただ「幸運だ」と片付けることはできません。私は私の天命を終えるまでは、生かされているのだと思います。

 貴方にも、きっと守護霊がついています。

 すべての人には「天命」があります。

 それを自覚するかどうかによって、人生の色彩は大きく変わっていくのだと思います。

 心の琴線に触れるものがあった方、
 リアルでは聞きづらい疑問・質問のある方、
 是非コメント欄へ。真摯にお応えいたします。

 形而上な世界に末尾までお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは、貴方が天命を自覚し、色彩豊かな人生を謳歌できますように。



※様々な哲学や宗教に対する独自研究および私の実体験に基づく解釈であり、特定の思想を推奨するものではありません。
※よほど条件が重ならないと霊視は出来ません。
※タロットを媒介として守護霊を推定することは可能ですが、シンプルに疲れますので何か特別な事情のある方のみ直接メールで御相談下さい。

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渡邊惺仁
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