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TVドラマ「特捜最前線」が好き
フォローしているnoterさんの連載推理小説がもうすぐ終わる。
ふと〈刑事もの〉について書きとめておきたくなった。
愛と死と憎悪が渦巻くメカニカルタウン
むかし、よく「特捜最前線」をテレビで見た。
所謂〈刑事もの〉だが、鉄砲バンバンや殴る蹴るの暴力シーンは少なく、むしろ人間ドラマに軸足を置いていた。東京を「メカニカルタウン」つまり機械の街だと認識すればこそ、「人間とはなんぞや」という問題意識が前
12月20日(金) 備忘録
今日は朝早く目が覚める。
冷蔵庫をあけると、ほぼほぼ何もない。
卵とバターと砂糖が目に付く。
小麦粉はあるので、クッキーを作る。
クッキーを持って、大きな街の小さなローストチキンの店に行く。
お店はクリスマスシーズンで繁忙期。
だからおかみさんにクッキーの差し入れだ。
たまたま我が家にあったティファニーのブルーの袋に詰めて行く。
おかみさん、驚いていた。
ワインを飲みながら、おかみさんとおしゃ
開高健『最後の晩餐』を読んで
食と情報
開高健によれば、食を書くには、文章力が必要なのだそうだ。
たしかに「絶品」「筆舌に尽くせぬ」「おいしい」「とろける」ばかりでは、ダメである。
開高健の『最後の晩餐』は食に関するエッセイ集だ。
そのなかで開高は、一般人の口にはふつう入らないものを、読者になるべくわかりやすく伝えようとした。そして圧倒的な情報量を用いて、食材を、料理を、描写した。
本書『最後の晩餐』の最大の問題点は、まさ
妄想喜劇映画「六本木のアントワネット」
ものがたり
1793年10月16日、アントワネットがパリで処刑されようとしていた時だった。
突如、神風が吹いて、彼女は21世紀の東京六本木に、タイムスリップ!
「猿の惑星」に落ちたのかとふらふら徘徊しているところを、参議院議員広瀬ひろみが運転する赤いベンツに衝突。失神してしまう。
困ったひろみは、アントワネットを自分の家に連れて行く。
気がついたアントワネットは、ひろみを召使い扱いする。
最初