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イヤな気分、苛立ちをどうする?

イヤな気分、ササクレだった気持ち、苛立ちとは、まるで傷やけがの後に起こる炎症のようなもの。つまり感情的な炎症とも言える。そして肉体的な炎症と同じように、ケアを怠れば化膿する。または長期に渡って後を引く。

ただし感情的なリアクションはコントロールしやすいということだ。
傷害が発生したときに何をどう対処するかについて、習慣を構築することができる。手放すパターンを身につけることができる。

心理学者スーザン・デイビッドは、『癒えた感情的な傷痕』と『新しい傷口』を区別している。人は、誰かと傷口を分かち合うことで親密さや関わりを得たいと思うことがよくあるけれど、そうではなくて、私たちの傷跡を歴史として分かち合うことが役に立つかもしれない。

今まだ炎症の真っ只中にある傷について人に話すのではなくて、カサブタが取れて傷口が乾いてからならば、傷が広がることを避けられる。そして傷が治るまでの間には、私たちは煩わしい感情に対処するための練習を積むことができる。それについては次の拙著で触れているので、もしよければ読んでみてほしい。



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