『信頼学の教室』 色々なものを入れた大きな袋として
『信頼学の教室』,中谷内一也著,講談社発行,2015年刊行,講談社現代新書2347
ひとがひとを、あるいは特定の組織を、政府を、国家を、「信頼する」という現象を生み出し支えているものは何なのか?について、営利企業の広報部門に勤める若者と、心理学で信頼研究を行っている教員が、コミカルに語り合う——という設定で語る本である。
コミカルな掛け合いなので、読みやすいし笑って読める。「広報活動する」「顧客信頼度を上げる」「不祥事の対応をする」といったレベルにまでかみくだいてあるの