『遺失物ホテル』 クリアしました
なくしたものは、なくしたのか、それとも旅立ったのか。
相変わらず、暑くて外を歩くのが大変なので、やっぱりこの季節の謎解きは屋内に限ります(笑)。という訳で、浦安ブライトンホテル東京ベイで開催中の『遺失物ホテル』をプレイしてきました!
知らなかったのですが、実はブライトンホテルは謎解きプランを数多く開催しているホテルなんですね。浦安だけでなく京都の方でも別のタイトルを開催されているそうです。
そして今回の謎製作は、テレビでもおなじみの松丸亮吾さん代表の謎解きクリエイター集団『RIDDLER』さん。ホテルの謎解きプランの製作は、意外にもこれが初めてだとか。
たまに拝見するRIDDLERさんの謎は、ガッツリ難しい「閃かない者は死ぬがよい」謎なので、どうかなー解けないかもなーとちょっとビクビクしながら臨みましたが、結果的には何とかクリアできました! オマケ謎も三分の二くらいは解けたのですが、全クリはならず(笑)
ほのぼのそしてすこしふしぎ
このホテルには、30年に一度、過去に失くしたものを出現させることができる、不思議な「探索依頼届」という書類が現れる。専属コンシェルジェに導かれ、この探索依頼届を使って、過去の失くし物を探そうとする客たち。
謎解きプランのつもりで知らずに宿泊した主人公が、謎が解けない他の客たちを助けようと謎を解いていく……
というのが基本ストーリーです。ホテルというのはなぜか、時間の流れが外の世界と違うように感じられるようで、ホテル謎解きではこういう、過去や追憶がテーマになったプログラムになることが多いですね〜。
なくしてしまったモノと、それにまつわる出来事をひも解いていくほのぼのしたストーリーをたどっていると、後半は次第に、サスペンスというかトワイライト・ゾーンというか、そういう感じになっていきます。
終盤は結構派手な仕掛けがいくつもありまして、「うおっ」「ここまでやるか!」「よくできたな!」と声をあげてしまった。なかなか、他のタイトルでは見ない思い切ったことをやっています。
ちゃんと解ければハッピーエンドなので、そこは心配しなくていいよ!
夕飯つきのプランにすると、専用のエクストラ謎がもらえます。プログラムを最後まで解くと、エクストラ謎との関連性が明らかになるので、できれば夕食つきのプランにしたいところですね!
ヒラメキそしてムズカシイ
謎部分については、まあ事前に覚悟はしていましたが、特に後半が容赦なかったです。
前半は、簡単ではないものの丁寧にキットを読み込んでいけば解けます。途中引っかけがあるのですが、私は引っかけを回避して進んでしまい、むしろ後から「そういうつもりだったのかああ」と思ってしまった(笑)。ヒントは、ちゃんとヒントなので、親切です。最悪答えも見られます。
謎の種類は、ヒラメキありペンシルパズルあり工作あり推理あり、さらにはアナログなスライディングブロックパズルも! ほかにも自分の部屋という広くて安心してモノを広げられるスペースがあるからこそ解ける謎が用意されていて、ホテル謎解きっぽさが出てました。
後半になっていくにつれ、「何が起こっているのかわからない」「何を最終目的にすればいいのかわからない」「どうすればその最終目的にもっていけるのかわからない」の三重苦、いわゆる「何をすればいいのかそのものを考えてね」パターンになります。この辺からが正直しんどい。
私は「何が起こったのか」「何を目的にすればいいのか」は大体わかったのですが、「どうすればそこにもっていけるのか」がどうにもこうにも、ヒントを見ないと厳しかったです。最終問題のあたりの謎は、不親切な問題文をエスパーになって読み解かないと何が何だかわからない謎で、正直ちょっと不満です(笑)。でもそこから先の展に「おおっ」となってしまったので、不満はあまり長引かなかったですが。
クリア後にオープンになるエクストラ謎ですが、こちらの方はもう、「エクストラだから本気出していいですよね?」という感じで、閃かないと全く意味不明の謎の連打となります。
個人的には、結構頑張って解いていったのですが、ついに「いや別に謎やパズルを単体で解くのが楽しいって訳でもないんだよな……」という気分になってしまって、くじけた結果が23人です(笑)。たぶん最高は30人(+夕食プランのおまけ謎)かな?そんな訳で、(特に終盤は)いかにもRIDDLERさんらしい感じでした。
ブライトンホテル浦安、居心地いいです
前述の通り、ホテルという環境をフルに使った謎もあり、充実したホテル周遊謎でした。「他のホテルにはない、ブライトンホテルらしさ」があるかと言われると、ぶっちゃけあまりないんですけど、そこまで要求するのはちょっと酷かも知れませんね。
ですがそれは別にして、ホテルとしてとても居心地がよかったです! 駅のすぐ近くの割に、防音がしっかりしていてとても静か。朝食も美味しい(パンにうるさいつれあいの軽鴨の君が、しっかりクロワッサンまで食べてた)。そして客室階に自由に使えるウォーターサーバーがあり、水はそこで補充可能!
ホテル滞在で水やお茶をたくさん飲むタイプなので、毎回ホテルが冷蔵庫に入れるミネラルウォーターを使い切ってしまい、大量のペットボトルを出すことになって「プラごみを出してしまった……Orz」となっている私には、夢のような環境でした。夕食は中華料理の「花閒」さんでいただきましたが、期待以上に美味しかったです。素材の組み合わせが面白い料理で、しかし味はオーセンティックというか誰でも美味しく食べられるポイントにしっかりまとめてあり、素敵なエナジーチャージができました。
かなりややこしい謎で、初心者はヒントなしでは解けないかなと思いますが、トータルで見ると他ではできない特別感がたっぷり味わえる謎解きだったと思います。
来年の2月いっぱいまで遊べるみたいなので、ホテル謎解きを遊んでみたいという方には、オススメです!
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