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2022年7月の記事一覧

エッセンシャル思考〜働き方改革→生き方改革〜

エッセンシャル思考〜働き方改革→生き方改革〜

「エッセンシャル」という言葉、半分日本語になっているような、なっていないようなというポジション取りをしていますよね。Essentialを辞書を引くと

『欠くことのできない、必須の、非常に重要な、本質的な』と和訳できます。

エッセンシャル思考とは、本質的な仕事かどうかを見極め、本質だけを『選ぶ』ことを選ぶ思考のことを指します。そしてその精選から漏れた仕事は、それなりの及第点で良しとするか、可能で

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Teams『課題』Classroom『授業』で課題をデジタル上で回収、評価、返却する。

Teams『課題』Classroom『授業』で課題をデジタル上で回収、評価、返却する。


教師の仕事を煩雑化させる仕事の一つが、提出物の管理ではないでしょうか。大量のノートを回収し、点数やABCを紙の補助簿に転記し、花丸やコメントを書く。そして子どもたちに返却・・・こうやって書き出すだけで目眩がしてきそうです。その仕事、全部デジタルでやってしまいましょう。

❶『課題』『授業』で個別提出

Teamsの『課題』、Classroomの『授業』を活用することで、デジタル上で子ども達の成果

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Teams、Classroomを使って学びを繋ぐ

Teams、Classroomを使って学びを繋ぐ

 MicrosoftのTeams、Googleの classroomは学習の母艦としての役割を担うMicrosoftのTeamsやGoogle Cassroomは、クラスにおける学習や活動の母艦となる存在で、学級のICT化においてなくてはならないツールだと言えます。

さまざまな個別の便利なアプリ等がありますが、それらはこの母艦から発進する艦載機のイメージです。ここに全てが集約され、発散、また集約

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GIGA時代の乾きもの仕事

GIGA時代の乾きもの仕事

生もの仕事と乾きもの仕事とは
一年を通じて、仕事を『乾き物仕事』と『生もの仕事』とに分け、学期中に『生もの仕事』を、長期休み中に次学期の『乾きもの仕事』をするという仕事の回し方が重要です。

『生もの仕事』とは、タイムリーにしないと、質の保存ができない仕事のことを指します。評価や会計がその代表格です。

『乾きもの仕事』とは、事前にやっても質の保存ができる仕事のことを指します。一概には言えませんが

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トレードオフ〜殻を脱ぎ捨てる〜

トレードオフ〜殻を脱ぎ捨てる〜

トレードオフとは?
トレードオフと言う言葉をご存知でしょうか。

これは、こちらを立てればあちらが立たずといった状態を示すものです。どちらかを諦めることでどちらかを確実に勝ち得ていく、そういったトレードオフを前提とし選択と集中をしていくことがICT活用でも大切になってきます。しかし、このトレードオフと言う考えは学校が最も苦手とするものだと感じています。例えば新たなAという取り組みをしようと言う提案

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黒板・ノートとタブレットの使い分け方

黒板・ノートとタブレットの使い分け方

黒板とタブレットをどう使い分けるのかと言う問題。最近の自分なりの考えですが、知識・技能をしっかりと習得させたい内容は手書きで、それを使って表現する際にはタブレットでと言うスタイルになっています。

具体的な例として4年生国語「つなぎ言葉の働きを知ろう」での授業をピックアップしたいと思います。

この単元では、その名の通りつなぎ言葉の働きを知ること(知識・技能)が1つ目のゴールです。
そして、そのつ

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ICT×歌リコーダーテストのイノベーション

ICT×歌リコーダーテストのイノベーション

I

高学年でも恥ずかしくない同期録音式歌テスト

音楽の授業における歌テストって、特に思春期真っ只中の高学年の子どもにとって、ものすごくハードルの高いものだと感じます。大人だって人前で話すってものすごくプレッシャーですよね。そういった問題を解決するためのイノベーション「同期録音式歌テスト」を発見しました。

方法は極めてシンプルです

① 教室で伴奏を演奏、もしくはCDを流す

② 子ども達は自

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