【旅の余韻をいつまでも】ヨーロッパ7カ国で出会った宝物にしたいおみやげたち
旅では残るようなおみやげは買わない派だった。
「ものを買う」のは、なんだか責任ある行為のように感じるから。
せっかく買うならたくさん使ってあげたいし、大切にしてあげたい。
自分の身体の延長線上にあるかのように。
なにかを長く丁寧に扱うのは得意じゃないっていう自覚はある。
なにかを買うときはいつも事前にとてつもなく調べてからで、衝動買いはしない。
でも旅で見つけるアイテムなんて、衝動買いの連続だ。だから買わなかった。
そんなわたしと反対に、夫はいつでもポンポンとなにも考えずにものを買う。
もはや羨ましいくらいに。
軽く嫌みを込めて、無駄遣いをたしなめる。
「衝動買い」ではなく、「一期一会」
物は言いようだ。
でもなぜだかスルスルストンと腑に落ちちゃった。
それから少しずつおみやげを自分に買う事を許してみることにした。
はじめは「結局ほこりをかぶって無駄遣いになったらどうしよう」と抵抗があったけど。
財布だけじゃなく、心までを縛っていたヒモを少しずつ緩める。
家に持ち帰っておみやげを見れば、その旅が昨日のことのように思い出せる。
無駄遣いだなんて思ったおみやげなんて、あとになったら一つもなかった。
おみやげって思い出までも持ち帰ることができるんだって、いまさら気づいた31歳なのであった。
そんなわけで最近ようやく、
「1カ国で1アイテムは買う」
というマイルールに慣れてきました。
なので今回はそんな「一期一会」で出会い、感性に身を任せたまま、おうちに一緒に帰った自慢の子たちをお披露目させてください。
スイス🇨🇭
・木彫りの登山杖
Rigi山の頂上にあったお土産ショップで購入。
「飛行機で帰る」ということをすっかり忘れて、飛行機に乗る直前までバタバタした思い出とセット。
飛行機ではビニールテープをぐるぐる巻いてもらって機内持ち込みになった。(空港で有料でやってもらえた)
登山杖としては普通に使いにくいので、すっかり玄関で番犬のように鎮座している。
・カウベル
スイスの牛たちは首に鈴(カウベル)をつけているので、近くにいるとすぐわかる。
スイスでは都市部にいても、電車で10分も移動すれば、牧草地が広がる。牛たちから聞こえる素朴な金属音は、わたしにとっては1番スイスらしい音だ。
鈴の音を聞けば、あの時が止まったかのような穏やかな空気を思い出すことができる。
耳の記憶ってすごい。
安くはないから買うか悩んだけど、買ってよかった。
・ETH(スイス連邦工科大学)のアヒル
観光地によくいるご当地アヒルちゃんシリーズ。
スタバのご当地カップを集める感覚で、ご当地アヒルちゃんを集める人もいるらしい。
スイス連邦工科大学、通称ETHは世界の理系大学の最高学府。こんなとこにもアヒルがいるなんて思いもしなくて購入してみた。
フランス🇫🇷
・Sandroのジャケット
令和のパリジェンヌが着ていそうなクラシックなジャケット。
パリのお店で試着し、「このまま着ていきたいので、タグを切ってください」と思い切って伝えた。
ジャケットを着たまま店の外に出ると、気分はパリジェンヌ。
このジャケットのおかげで、オシャレな街パリでも気後れすることなく歩くことができた。
わたしの武装アイテム。
ちなみにテイラー・スウィフトも愛用のブランドなんだって。
・オルセー美術館のミュージアムショップで買ったバッグ
今まではミュージアムショップに行っても、なおなにも買わなかった。でも買えた。ようやく。
ゴッホ好きなわたしを見つけてくださいってアピールしているようなバッグ。やっとアピールできる。
使ったらすり切れてしまいそうで、もったいなくてなかなか使えない。
・ポストカード①
パリにあるアルマーニ美術館のミュージアムショップで購入。
さすがアルマーニ、ポストカードさえもハイソで匂い立つお洒落
お洒落が匂い立つってなに?と自分で書いてて思ったけど、なんか「ムワンッ•••」ってかんじなのよ、本当に。包装紙までも美しい。
イタリア🇮🇹
・ボルサリーノのフェルト帽子
秋冬に被りたいレディライクでシックなデザインがお気に入り。
ミラノ郊外にある「セッラヴァッレ デザイナーアウトレット(SERRAVALLE DESIGNER OUTLET)で夫が買ってくれたもの。
旅先でまだ物を買うのに慣れていなかった頃に訪れたアウトレット(なんで行っちゃったんだろう)。
そこに行くまでに往復30€ほどかかるのに、考えすぎた結果、何も買えなかった。
アウトレットに行ったのに、交通費もかかったのに、なぜ、毎回、なにも買えないのか。
同じようなことを繰り返す自分に心底うんざり&しょげていたら、夫が買ってくれたもの。
「これで来た甲斐があったって思えるね」
と夫。
さすがポンポン買いものできる男。わたしにまで買ってくれるなんて。
情けなさすぎる思い出が、かえって夫の最強エピソードなった。
旅ってほんとに行ってみるまで、何が起こるかわからない。The 旅の醍醐味。
帽子をかぶるのはちょっと勇気がいるけど、もう少し寒くなったら被ってみようと思います。
・ポストカード②
ベネチアで買ったポストカード。
イタリアの子悪党にゃんこ(※)とマスクを被った女性。
こんな可愛いポストカード、地球上にあってもいいんだろうか。犬派のわたしも躊躇なく買ったのを覚えている。
にゃんこ好きの友達にも何枚か配った。
※「Canaglia」とはイタリア語で「悪党、ならずもの」という意味(今調べた)
スペイン🇪🇸
・ハンドメイドのキャンドル
今でこそタコは世界中で食べれるけど、昔はタコはいわゆるゲテモノ扱いでスペインとイタリアくらいしか食べなかったらしい。
そんなわけでスペインといえば、海鮮や海のイメージだ。だから海色で、海の生き物のキャンドルに惹かれたのかもしれない。
・Disigualのお財布バッグ
かつて「太陽の沈まぬ国」とその名を轟かせたスペイン帝国。なのでわたしにとって、スペインの色は太陽カラー。
このビビッドなイエローが太陽みがあって、見るだけで元気になれる。
イギリス🇬🇧
・フォートナム&メイソンのジュートバッグ
このティファニーブルーのカラーリングにひとめ惚れ。どれにしようか決めきれず、旅の間に3回も店をぐるぐる訪問した。
今までお出かけはいまだにショッパーを使っていた(アラサーあるある?)けど、最近はこればっかだから、くったくた。
デンマーク🇩🇰
・George Jensenのエレファントの置物
ジョージ・ジェンセンは不要なものを削ぎ落としたシンプルなデザインが特徴で、これぞわたしの中の「北欧デザイン」そのものだ。
手で持ち上げるたとかの金属特有の重みが心地よい。
すべっとした上品な触り心地
遊び心があるデザイン。
すべてが絶妙のバランスに、気づいたら家にあった。
アイスランド🇮🇸
・ウールのターバン
アイスランド。
そこは地球の果て。冬は極寒の地。
ならば現地で売っている防寒具はあったかいと相場が決まっている。
ヨーロッパ女子の間では、帽子よりこのターバンが流行っているらしく、みんなこんなターバンをつけていた。
これでわたしも小慣れた装いに見えるはず。(お登りさんとは言わせないんだから!)
・ローカルスーパー「Bonus」のキャップ
スーパーのアイコンのぶたの目が「がめつくて」可愛い。
これは絶対現地でしか買えないと思って買った。
だんだん1カ国1アイテムに慣れてきたのを感じる。すごく自分らしいアイテム。
おわりに
「うち、泥棒入った?!?」
と夫が帰ってくるなり、本気の大慌てしていた。
「え、なんで?!」
「玄関にかけてたカウベルがない!!!」
あぁ〜、そういうことか。
わたしは撮影のためにカウベルやらなにやら、家中のおみやげを集めていたから、そのせいか。
てかカウベルだけを盗むドロボーってどんな泥棒?笑
夫の発想がおもろい。
さて、せっかく入念に選んだおみやげたち。でもまったく人に見せる機会がない。
自分一人で眺めてるだけでも楽しいんだけど、ちょっぴりお披露目したい。
いっちょ撮影にもこだわって、いざいざおみやげたちのハレの日にしたるぞー!ということで今回のnoteを書きました。
ぎりぎり、ことりっぷ様主催のコンテスト#私のこだわり旅に間に合いました。ふぅ。
何度見てもやっぱり可愛いおみやげたち。
買って本当によかったなあと見る度にニマニマしている。
この記事を読んでくれた方の素敵なおみやげ話も、ぜひコメントなどで教えてください。
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