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「種蒔き」の大切さを教えてくれる、大根の間引きと、お師匠。
先週と打って変わって今週は予定パンパン。余白を大事にしていても、いろんな事情で予定が固まることがある。目先の事に追われていると、ついつい種蒔きをサボってしまいそうになる。しかし、持続的に種を蒔いておかないと、収穫後に食べるものがなくなってしまう。
週末畑に行ってきた。秋に種を蒔いた大根の間引きと、草むしりをした。
畝を作って、種を蒔く深さ1センチくらいの溝を指でスーッと引いたら、そこに小さな青い種をパラパラと指で蒔いていく。種が病気にならないように薬でコーティングされているので大根の種は青い。
ひと月もしないうちに大根の苗が生い茂ってくる。
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こんなに生い茂っていては、ひしめきあう大根たちが栄養をとり合ってしまい、どの大根も大きく育たない。元気な苗を残して間引いていく。間引いた苗にも小さな大根がしっかり実をつけていて、なんだか抜いてしまうのがもったいない気持ちになった。
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最初から少しだけ種を蒔くのはダメなのか?とも考えたけど、たくさん種を蒔いたからこそ太い苗と細い苗ができて、どれを抜いて、どれを育てるかを選ぶことができる。 種を少ししか蒔かなければ、元気な苗を選ぶこともできない。だから最初はたくさんの種を蒔く。
ライターの仕事にも通じるものがある。
最初はたくさん種を蒔く。たくさん芽が出れば、育った苗のなかから抜くもの、残すものを選んでいく。最初の種蒔き、芽が出て苗になるまでの水やりも大切なのだ。苗が勢いよく生い茂ってきたら、間引きする。
間引きした時には、30センチ間隔で大根が並ぶ。このまま太くて甘い大根に育てていく。
今週のお仕事に魂を込めながら、一方で新しい「お仕事の種」を蒔く。
「手当たり次第に種を蒔いちゃいかん」と書くことのお師匠は言う。
目の前の仕事をきっちりやる。
仕事を報告する。
企画を出す(種を蒔く)。
今目の前の大根をしっかり育てながら、未来を見据えて種蒔きを続けていこう。
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