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いつかは全部自前で 🍆南蛮ジャー

前に何度か書いているのですが、「さどごはん」という本がありまして。
佐渡で昔から食べられている郷土料理を編集してある、A4サイズ200ページあまりの立派なレシピ本です。

昨年いくつか作った中の1つ、なすびの南蛮ジャー

暑くて食欲がない夏、最盛期ななすにピーマンとしその葉を油で炒め、味噌味に鷹の爪を利かすと食が進みます。ご飯に合う夏の一品です。「ジャー」は炒めの事です。(小木地区)

さどごはん p79

美味しいのですが、難点は

しその葉を100g使うという事

首都圏の家にいた時は、しその葉をスーパーで買っていましたが、一束20gほどで百円近くしたので、5束買うとなす代より高くつき、ばかばかしく感じていました。

そもそも身近にたくさんあるものを使ったものが郷土料理なので、一品の材料費に千円近く…というのは「さどごはん」らしくないな、と。

というわけで、4月に畑を始めた時から

自分の畑で採れた野菜で、なすびの南蛮ジャーを作る❣️

という野望がありました。

1番お金をかけたくない、しその葉。
種を蒔いて毎日水をやっていたら…

われ先に…と伸びる伸びる

100gなんて余裕です😉

ただ、なすがですね…まだまだ鈴なり、というわけではないのでしかたなくスーパーで地元の方が出しているコーナーで購入してきました。

早く大きくなぁれ

直売所で一袋購入してきましたが、分量の500gより少なめなので、叔父夫婦からもらった玉ねぎを足す事に。

日常のおかず、椿や加茂歌代では「なんばんみそ」といい、たまねぎを入れます。(加茂歌代)

「さどごはん」 p79

このレシピ本の良いところは、佐渡のどの地域の郷土料理か、や地域ごとの作り方の違いなどが載っているところです。

佐渡は島ですが、一ヶ所に集中して人々が住んでいるわけではないので、島の中でも地域ごとに食文化が違っています。

私が今住んでいる所は国仲平野、という米どころ。佐渡の真ん中辺りです。

昔は例えば山間部に住んでいたら、一生海を見ることがなかった人が大半だったでしょうね。
また、海側に住んでいると、平野部よりお米が貴重だったり、というのがレシピから伺えます。

海産物をふんだんに使っている「さどごはん」は当然ながら海側の地域の郷土料理。

この本で今まで知らなかった地名や地理などもだいぶ覚えました。

…と、南蛮ジャーに話を戻します。

なす、ピーマン、しその葉がメインの食材ですが、なす以外は購入する事なく、作れました!

ピカピカなピーマン

ピーマンも量が足りなかったので、隣に植えているシシトウや鷹の爪を足し。

シシトウ
鷹の爪

中途半端な量の収穫があったインゲンも足しました。

隔日で少しづつ、採ってます

今回は、さみみ風南蛮ジャー、という事で。

あ、もちろんお味噌は首都圏の家から持ってきていたさみそ!ですよ

ジャー(炒)っと

出来ました〜

お皿はこの家の蔵にあったものです

今回は、ですね…
実は台湾マダム宅で頂いてきた饅頭(マントウ)を私が保冷トートに入れ、佐渡まで運んできたものがありまして。

電鍋でふかして…

はい、南蛮ジャー🍔バーガーが出来ましたよ。

自分で饅頭作れないので、きっと最初で最後

味醂を入れた甘味噌味、饅頭にとってもよく合いました。
お茶会の続きみたいで、し あ わ せ🍀

ある日の晩餐レポ、お付き合い頂き、ありがとうございました。

次回は、なすも自前で❣️

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