自己肯定感という自分責めのツール
こんにちは。
こころのセルフケアラボ、サリューナです。
今日は自己肯定感についてお話ししようと思います。
みなさんは自己肯定感ってどういうことだと認知していますか?
自分を認める感覚?
自分に自信を持つこと?
自分のいいところに目を向けること?
どんな場面でもポジティブでいること?
鏡の法則の著者野口嘉則さんは
自己肯定感はhaving でもdoingでもなく
beingを受容することだとおっしゃっています。
どういうことかというと
自己肯定感はありのままのそのままの自分を受け入れることです。
having(持っているもの=自分の経歴や資格、社会的立場、お金や所有物)
doing(やっていること=行動できていること、仕事や家事、勉強などのタスク)
でも本当の自己肯定感とは、
being(ありのままの自分=自分の存在自体、なにもできない自分、なにも持っていない自分)をそれでよしとすることです。
よくある自己肯定感の勘違いは
貯金や収入が〇〇万円あるから私の人生は成功だ having
これまでこれをがんばったから私は生きてていい doing
この人とかかわれる私はすごい having
毎日これができている(運動とか早起きとか世間的によしとされていること)私はえらい doing
このようにbeing ではなくhavingかdoingを基準に自分を受容しています。
どうしてこれがダメかというと
これを基準にすると
できない自分、ありのままの自分が許せなくなるからです。
人間は生きていればいろんなことがあります。
精神的な病気になったり
仕事がなくなったり
失恋、離婚したり
私はコロナ禍でふんばれた人と挫折した人の違いはここだと思っています。
コロナというこれまでなかった状況に自分が置かれた時
beingを受容できていれば
仕事ができなくなっても
未来が不透明になっても
その状況を受け入れられる基盤があります。
ありのままの自分を許していると
不測の事態になっても、それでも大丈夫な自分でいられます。
うまく行かない自分でもどんな自分でもいいよと
普段から自分を信頼できているからです。
がんばれない自分と一生やっていく覚悟があるんです。
うまく行かない時に潰されてしまう人は
自己肯定感(havingでもdoing でもなくてbeing )が少ないから
外の変化に影響されがちです。
そのままのできない自分に自分でいいとしてあげる
自分の中のやさしい親になってあげて
自分で自分の安全基地を作ってあげてください。
外の変化に圧倒されず、
自分は大丈夫!
私は私!
と独立した存在でいられます。
恨んだり
悲しんだり
不安になったりしても
その自分を否定しないことを徹底していってください。
その気持ちにそっと寄り添って静かに静観してあげましょう。
自分責めが始まった時
それはhaving/doing/beingのどれを基準にした価値観か
を分析してみてください。
もしbeing以外であれば
それは正しい自己肯定感が育っていない証拠です。
あーこれはいらない考え方なんだーと気づくことを少しづつ増やしていきましょう。
サリューナ