モノにも私にも、言葉という新たな命を。
〇〇言葉、ってあるじゃないですか。(急だな)
花言葉、が1番メジャーなそれだとは思うんですけど、
他にも石言葉やカクテル言葉、更には魚言葉とか、誕生日の色に関する言葉まで。色んな種類があるらしいんです。
お正月、普通に家族でおせちを囲んだり、初詣に行ったりする生活を送る中で、日本の"縁起物"の多さに気付かされる機会が多くありました。
例えば、
鯛は"めでタイ"、昆布巻きは"よろコブ"巻き、
黒豆の煮物は"マメ"に働く、なんていう風に。
調べてみると案外色んな物が験担ぎであることに驚かされました。
そんな中で花言葉の存在も脳裏をよぎって、
日本人、とかくモノに意味を持たせるの好きだね?って。
ふと、気づいちゃって。
しかも、かく言う自分もそういうものが好きじゃんか、
しっかり日本人じゃんか、ってことで、
〇〇言葉シリーズの話をしようかということに。
(前置きが長い!)
色々ある中でも、私は浅識しかないので、
メジャーどころ1・2であろう花言葉とカクテル言葉くらいしか学がなくて。
それも簡単なものしか知らなくて。
まだまだこれから学んで、
「これってこういう意味があるんだって、どや。」って、
サラッと語れる大人になりたいな〜と、
夢を見ている若造に過ぎないんですけど。
でも、なんか、ロマンがありません?
本来だったら、花だって酒だって石だって、
別に普通に買ったり飲んだりすれば十分満たされると思うんです。
綺麗だし、美味しいし。
でも、そこに含意があることで、持たせられることで、
それを買うことや贈ることのメッセージ性が生まれて。
深い意味があって付けられているものもあれば、
ダジャレのような、ノリのような感じで付けられているものもあると思うので、それを絶対に信じろ!知らなきゃ悪だ!ってことはもちろんないし、むしろ強要するようになってしまったら教養ってつまらないものになってしまうと思うんですけども。
知っていたら、
そして、それを相手がもし知っていて意味を汲み取ってくれたら、嬉しいな。
でも知らなかったらそれはそれで、自分の中で楽しさを独り占めしてふふって笑えるな、みたいな。
そんな頃合の楽しみで。
まぁ、その曖昧なロマンが文学と親和性が高いゆえに
私はついつい創作でその類のものを絡めたくなっちゃうし、
人によってはそれにうんざりするかもしれないのですが。
(ちなみに以前書いたカクテル創作はこちら⤵︎)
小説┊︎カクテルを飲んで、カクテルに飲まれて
最近どハマりしていた、世の中でもかなり話題になっていたドラマ『silent』に関して、毎週放送後にファンの間で繰り広げられる考察を見ていると、その中でも花言葉に関する言及って多くて。
かすみ草の花言葉
マリーゴールドの花言葉
サクラソウの花言葉
色んな花の花言葉が、ストーリーと関連していそうなモチーフになっていて。
でも花言葉って1つの花に対して複数存在するものですし、
プラスなものもあればちょっと暗いものもあるから、
絶対正解!作者の意図はこうです!と断言することも出来ない、論理では解決できない脆さがあって。
その儚さが、好きなんですよね、きっと。私は。
大学の授業では1年間扱っていた夏目漱石の『それから』という作品の中でも、白百合や鈴蘭などの花が度々登場し、
その花言葉について授業内で言及することがありました。
関係あるでしょ、いや、ないでしょ。
代助は女性をこの花と重ねてるんだよ、え、そうなの?
色んな意見があちらへこちらへ。
楽しかったし、興味深かったです。
ちなみに「はじめまして」の記事で私がチラッと書いている
「ろれも」というユーザー名についてですけど。
これも私の"〇〇言葉への憧憬"が強く影響しているんです。
誕生日の〇〇、って色々あると思うんですけど、
カクテルにもそういうのがありまして。
私の誕生日のカクテルが
"ロレットレモネード"というもので。
そのカクテル言葉が
「新たな可能性に取り組む挑戦者」なんです。
当初、勧められるがままに知識がないままnoteを始めた私は、
ユーザー名を決めあぐねてるときに出会ったこのカクテル言葉に運命を感じまして。
1度も飲んだこともないのに。
これまさに私のことじゃん?
ロレットレモネード名乗るしかなくない? と。
ただ、ロレットレモネードです〜〜だとなんか売れない漫才コンビみがあるので、ロレとレモを取って、縮めて、ロレモ。
でもこれだとまだ、某赤いモジャモジャキャラクター"エ〇モ"感が拭えないので、柔らかな印象を加えるためにひらがなに変換して、ろれも。
こんな調子で私は、「ろれも」としての命を、
そしてその親となるカクテル言葉を、自分に授けたわけでした。
(結構我ながら気に入ってる名前なので、つい長々書いてしまいました。)
とにかく、何が言いたいかって!(ようやくまとめに入った)
物に宿されたその物本来以上の意味合いが、言葉が、
大して理知的な根拠付けもない、彼らの新たな肩書きのようなそれが、
なんとも言えず好きだよって話です。
話は少し変わって。
私ろれも、今年のwishリストを作成してる真っ只中なんですが、
「花言葉を勉強する」「カクテル言葉を勉強する」も
リストの中に追加しておこうと思います。
あ、あと。
「ロレットレモネードを飲んでみる」も、ですね。
ちなみに、最後に。
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