【初級】電車内でスマホをカバンの奥にしまう
今日も【初級】ということで、誰にでもオススメの方法を書きます。
ただし、お手軽ですが、意外と難しいです。
東京圏や京阪神や名古屋のような大都市圏で電車に乗ると、9割以上の乗客はスマホに目を落としています。
YouTubeで90年代や2000年代の電車内の風景を検索して見てみると、当然スマホなんてものはまだありませんから、新聞を読んでいたり、文庫本に挑戦していたり、はたまた腕を組んで寝ていたり、とバリエーションがありました。
ところが、2020年代の車内風景はというと、猫も杓子もみなスマホ・スマホ・スマホです。
では、スマホ依存から何とか脱したいと心から願う私たちは、この車内の同調圧力に敗れてしぶしぶスマホをいじらなければならないのでしょうか?
そんなことはありません。電車内でスマホをいじらないためには、コツがあります。
本や音楽などの代替物を使う
その1は、「代替物を使う」です。
別に、通勤電車の中でスマホ以外の選択肢をとってはいけない、という決まりはありません。
伝統的に用いられてきた、新聞だったり、文庫本だったり、といった選択肢があります。
音楽やPodcastが好きなら、カバンにしまったスマホで音をイヤホンに流して、それに集中する、というのもいいですね。
音楽やPodcastは、スマホ画面のスクロールよりも依存力が低いと思われます。
東急田園都市線や東京メトロ東西線のように、朝ラッシュの混雑で有名なところの場合、新聞を広げるのは顰蹙(ひんしゅく)かもしれません。
そういう場合は、Kindleのような、特定の用途にしか使えないデバイスを代わりに使うのはいかがでしょうか。
電車内のスマホ中毒者を観察する
その2は、「周りのスマホ中毒者を観察する」です。
中学生の頃、皆さんのまわりにも、「趣味は人間観察」と自己紹介に書いていた女子がひとりくらいは居たはずです(?)。
あまり褒められた行為ではありませんが、スマホに釘付けになるより、同じ電車に乗っているスマホ中毒者を観察してみるのはいかがでしょうか。
現代人の結構な数が、スマホに釘付けになっていて、とんでもない姿勢になっています。
「人間の首ってこんな曲がり方するのか……」とびっくりしてしまう人もいます。若い男性でも女性でもです。
待ち受けに愛する我が子らしき赤子の写真を設定しているパパが、何食わぬ顔でTikTokを開き、10代の女の子たちの腰振りダンスを高速で横にスクロールしまくる、という悲しい光景だって、もしかしたら見ることができるでしょう。
もちろん、こんな奇妙なことをしているのは車内できっとあなたくらいです。
ですが、こうやってスマホ中毒者を観察することは、「ああ……自分も、今までこんな感じだったのか……」と新しい発見を与えてくれるでしょう。
レジ待ちでもトイレの個室でもスマホ
まるで、誰もかれもスマホに魂を吸われているかのようです。
電車を降りても、ホームやベンチで、エスカレーターの上で、エレベーター待ちも信号待ちもコンビニのレジ待ちも、よくよく見ると都市の住人は常にスマホに魂を吸われています。
子どもをベビーカーで押しながら歩きスマホをして、その運ばれている赤ん坊も手元のタブレットに夢中、という光景は、都市部ではもはや当たり前のように見られます。
しばしば、商業施設のトイレの個室に、「スマホのお忘れ物が大変多くなっております」というような張り紙がしてあるのは、皆語りたがりませんが、排泄しながらスマホをいじっているからでしょう。
そんなことをしていれば、一日でスマホを見る時間が5時間とか8時間とか10時間になっても、不思議ではありません。
さて、スマホ中毒者の自覚がある私たちは、この先どうやって生きていけばよいのでしょうか?
彼らと同じく、スマホに魂を吸われ続けるゾンビの仲間入りをした方がよいのでしょうか?
それとも、スマホとは適切な距離を置いて(意図的に遠ざかって)、必要な時に限って付き合っていけばよいのでしょうか?
答えは、この記事をお読みになろうと思ったあなたは、きっとご存じのはずです。
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