さくら社の2024年を振り返る
大晦日ですね。
皆様大晦日いかがお過ごしでしょうか。簡単かつ長くなりましたが、刊行の書籍とともに、さくら社の一年を振り返ってみます。
【1月】
後藤匡敬先生が、文部科学大臣優秀教職員を受賞!
『特別支援教育×ロイロノート:個別最適化された学び・協働的な学びを実現するICT活用』編著の後藤先生。先生の優しくも強いお気持ちから日々の活動をされていて、受賞のお知らせとてもうれしかったです。中学校の支援級に通う娘もロイロノートを使っていて大好きで、よく一緒に読んでいます(オールカラーで分かりやすい!)。
【2月】
『やってみた! いのちを守る64の防災活動 :小学生の体験レポート+専門家のアドバイス』発売。
著者は、小学1年生の時に大阪府北部地震を体験した関西大学初等部6年生の児童たち。その経験から自分たちが実際にやってみたリアルな防災活動の記録です。関西大学社会安全学部の先生たち協力のアドバイスもあります。くしくも、年明け早々に能登半島地震もあり、リアルな防災活動や準備を大切に思う気持ちがあらためて高まった時期でもありました。
スタッフのリアルな実践例もブログで紹介しました。
【3月】
『自己調整学習チェックリスト:リストを用いた授業実践30』
自己調整学習に取り組む学習者の具体的な姿がイメージできるチェックリストです。小学校実践24事例、中学校事例6事例。自己調整学習のはじめの一歩を踏み出す際にぜひどうぞ。
『これでできる! 個別最適な学びと協働的な学び:GIGAスクールはじめて日記4』
待望のシリーズ第4弾!「個別最適な学びと協働的な学び」を実現するのに必要な要素を、実践を通して紹介しています。
『夢中で算数チャンネル』をスタート!
発端は、教育哲学者・諸野脇氏。企画・監督・編集etcは佐々木先生です。「不等号さかな君」「四捨五入ヘビ君」「小数点イカ」「カマキリライダー180°」などなど、子どもが夢中になる算数教材を紹介しています。
書籍もぜひ。シリーズで3冊あります。
【4月】
『まんがで知る デジタルの学び3:授業改善プロジェクト』
前田先生の大人気「まんがで知る」シリーズ9冊目。「わたし1人ががんばるのではダメなんです」主人公は優秀で生徒や同僚にも思いやりがある研究主任の先生。1人1台時代を迎えた学校が直面する様々な出来事を紹介する物語です。それぞれの登場人物に自分を重ねる先生も多いのではないでしょうか。
4/16に創業15周年を迎えました!
【5月】
NHK「チコちゃんに叱られる」に横山社長所蔵の明治時代の通信簿を提供!
5/10放送の「“○×△”の謎」特集です。スタッフの方も会社に取材に来られお話ししました。
取材をきっかけに、さくら社内でも営業Mさんお母さんの学生時代の通信簿が見られたり楽しい時間を過ごしました。
【6月】
『まんがで知る デジタルの学び3』刊行記念セミナー開催!
テーマは「授業改善プロジェクト」、前田康裕先生による講演と参加者とのトークセッションがあり、多くの方にご参加いただきました。
シェア型書店「ほんまる神保町」に出店、棚主に!
今村翔吾さんが開店、ブランディングはユニクロなどのロゴを作られた佐藤可士和さんです。さくら社もある神保町駅から徒歩約2分、棚の木の匂いがとてもよくて思わず深呼吸してしまう空間です。棚主は出版社以外にも個人の方もいてラインナップが面白いです。棚は大きくないので置ける書籍は限られますが、ゆっくり手にとってみていただけます。
【7月】
さくら社初のオーディオブック登場!『心に刻む日めくり言葉 教師が伸びるための 野口芳宏「師道」』
なんと、野口先生本人の声で収録。野口先生の声は身が引き締まるとともに、気持ちが落ち着きます(息子と娘もそう感じています)。スマホにもダウンロードできるので、いつでも聴くことができますよ。通勤の車内で聴いているとのお声も。元になる日めくりは、野口先生のお言葉がカレンダー式に著されています。
noteでも裏話を。
noteスタート!
書籍のウラ話、スタッフのこぼれ話、仕事中にもできるストレッチ、さくら社や神保町にまつわる様々なことを綴っています。
【8月】
「映像で学ぶ」シリーズなど、さくら社の映像制作をお願いしている髙橋暢さんが撮影したドキュメンタリー映画『新渡戸の夢 〜学ぶことは生きる証〜』が上映!
新渡戸稲造が明治時代に作った「遠友夜学校」は学びたい人は誰でも入れる学校。今も続くその夜間学校の今を伝えます。実は、不登校に悩む子どもを支える方からもぜひ観てほしいと連絡をもらいました(スタッフK)。満席が続き追加上映もされていて、2025年は名古屋と神戸で上映です。
横山社長、古希に!
「流し素麺野口塾」でも、お祝いしていただきました。
【9月】【10月】
『さくらmathはじめます!』お知らせスタート!!
特別支援教室向けの算数ソフト『さくらmathはじめます!』来春発売予定です。算数のしくみを図や動きで見せる画面と、思考を促す多彩なしかけがいっぱいです。作成中からお試ししていて、娘も大好きです。
noteにも。
サンプル版お試しいただけます▼
デスクトップPC、スマホどちらでもOK。
【11月】
『あの子をわかる、育ちに向き合う (保健室の先生に聞く)』
多くの子ども、先生、保護者を支えた前作に続く第二弾。「皆さんの目の前にいる「あの子」の確かな理解と、「あの子」の困り感に対する支援の手助けになることを期待します。そして、それが「あの子」の自分らしい成長につながることを願っています。」(澤先生からのメッセージ)
野口芳宏先生の米寿を飾る3冊が続々と!
『授業力を高める「受けの技術」』
著者は山中伸之先生。教師が用いる様々な授業技術を、「攻めの技術」と「受けの技術」という観点から授業上達の心得を説いた、新しい授業技術の解説書。授業名人・野口芳宏先生の子どもたちとのやりとりを紐解きます。
『模擬授業 その効果と活用』
模擬授業とは、極めて具体的、直接的な行為、行動によって授業の技法を伝える方法です。開発者にして超一流の実践者である野口先生が、初めて詳らかにする模擬授業のすべて。
『教師人生を楽しむ』
米寿の記念にふさわしく、美しい上製本です。総勢37名の寄稿者が思い思いに語る野口先生の姿。「師」を持つことの嬉しさ、心強さ、誇りを感じます。
野口芳宏先生の記念碑建立の除幕式開催!
【12月】
松尾英明先生、またまた「まぐまぐ大賞」の教育・勉強部門 入賞!
『不親切教師のススメ』著者の松尾先生。メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』私も読者のひとりです。二十代ではないのですが、親として自分のことを振り返ることも多いです。これからも楽しみにしています。こちらからメルマガ登録もできます▼
『おじばさん』
画家・イラストレーター ひぐち きょうこ先生初めての絵本。絵画教室で出会った生徒の少年に言われた言葉がきっかけでうまれた一冊です。絵本の発売はさくら社の夢でもありました。小さいお子さまから、小学校高学年、そして大人まで心に響く一冊です。ブックデザインを担当してくださったのは金沢にある印刷スタジオ「石引きパブリック」の砂原久美子さん、とてもステキに作ってくださいました。
今年1年ありがとうございました!
来年は、さくらmathはじめます!を始め、まんがで知るデジタルの学び4、瀬戸solan小学校メソッド、GIGA日記5、不親切教師のススメ第二弾などなど、皆さんにお届けしたい書籍の発売が続々と予定されています!楽しみにお待ちいただけたらうれしいです。2025年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。