フェルトで手芸 誕生日に手芸セットを買ってもらった。 フェルトで作る小物の本も一緒に買ってもらい、せこせこ手作りで色々と作った。 父の日にねずみの人形を3つ作り、割り箸で棒をつけて自作の人形劇を披露したら、とても喜んでくれた。 お菓子づくり Cちゃんと、もう1人仲良くなったDちゃんと、小学校の図書室でお菓子づくりの本を借り、放課後お菓子作りをした。 レシピを読み、粉を軽量し、材料を混ぜ、オーブンで焼くと、小さなチョコチップケーキが完成した。 翌日3人で大好きな図書
Cちゃんとお友達になる 幼稚園の頃憧れていたCちゃんと 小学校で同じクラスになった。 Cちゃんはすらっとして背が高く、髪はサラサラで、運動神経も良く、おまけにとても優しい性格だった。 幼稚園の頃は近寄り難く、お友達になれなかったが、歌が好きなこと・本が好きなこと・同い年のお姉ちゃんがいることなど、意外と共通点が多く、昼休みに一緒に歌をうたったり、想像のお話を考えたりするうちに、すっかり仲良くなった。 ショッパーズでショッピング ある日の放課後Cちゃんと遊んでいると、
黄色い自転車 黄色いおさがりの自転車に乗っていた。 そろそろ補助輪を外して乗れるよう練習しようと、休日は父が練習に付き合ってくれた。 練習するのは、いつも川沿いの砂利道。 今日もダメだったねと団地へ戻った。 帰り道、ふと、団地の下で自転車に乗ってみたら 、どういうわけかあっさり乗れた。 乗れる乗れる! フラフラしながらも補助輪なしの自転車で、 ぐるぐるその場を何度もまわった。 難しい砂利道で練習した後、つるつるした地面でチャレンジしたから簡単に乗れたのだ。 今思うと
入学式の次の日 小学校最初の記憶は入学式の次の日。 となりの席の男の子が、入学式と同じ服を着て登校していた。 お母さんに念のため着て行きなさいと言われたと、蝶ネクタイをして居心地悪そうにしていた。 通学路 小学校には幼馴染のA君Bちゃんと一緒に登校した。 7階に住む2人を迎えに行き、団地の階段を駆け降りる。 はじめは片足ずつしか降りられなかった私も、徐々にトタタタとリズム良く降りられるようになる。 団地の下の自動販売機の下をのぞき、小銭が落ちていないかチェックする。
新しいお友達 生まれ月が早い活発な子たちの中に 一際素敵な女の子Cちゃんがいた。 ある日勇気を出して園庭でCちゃんに 「Cちゃん!にー!」 と話しかけた。 「にー!」というのは、笑顔の「にー!」だ。 その時の精一杯のコミュニケーションだったが、残念ながらお友達にはなれなかった。 Cちゃんとは数年後に仲良しになる。 5歳児にとって、生まれ月の差は大きいのだ。 豪邸訪問 幼稚園は 団地5割、マンション4割、一軒家1割程度の比率で、一軒家に住んでいる子は珍しかった。
ぼんやりとした記憶 この年から幼稚園に入園したのだが、 日常的な記憶は断片的でもやもやしている。 お弁当 幼稚園では毎日お弁当だった。 謎のお部屋で温められた けろけろけろっぴのアルミのお弁当箱 うさぎの絵がついたプラスチックのコップに 先生があたたかいお湯を注いでくれた どうしてか、お湯の味だけははっきりと思い出せる。 ピアノ教室に通い始める 3つ上の姉がピアノを習っていたため、影響を受けて、同じ先生に習い始める。 姉がやたらと先生を怖がっていたので、怒られた
はじめに こどもが眠る前 眠るのが怖いよう。怖い夢をみるよう。 と言うので、 お母さんがこどもの頃の思い出を話してあげよう。 と思うが、あまり思い出せない上に、いざ話し始めると全く面白くない。 覚えていることをなるべく沢山文章にしてみようと思い立った。 いつか未来の自分のためにも、できるだけ書いてみようと思う。 ホワイトになれなかったジェットマンごっこ千葉県浦安市のとある団地で次女として生まれた。 同じ団地には同い年の子がたくさん暮らしていた。 同じ棟に住むA君とB