図書館と絵本、頭の中はトイレでいっぱいの日々:『あんぱんジャムパンクリームパン』
住む家や行き場のない人たちにとって、書店や図書館は、入場料も身分証明書もなしに入ることができて、好きなだけ時間を過ごせる場所だ。物質的な「必要」を満たすだけではない役割が、書店や図書館にはある。(牟田都子による「あとがき1」より)
コロナ禍の様々な自粛や休業の中で、特に痛手だったのが図書館の休館だった。不特定多数の人が出入りする場所でいろんな人が本を手にとっては戻す。誰でも使える検索システムだってある。そういう場所だから、休館するのも仕方ない。でも、これが地味に私の心をむし