創作は創作として読むのが筋だと思うので。
自分は上記の増田とは逆で、「エルフ夫とドワーフ嫁」は合わないと思う部分が多く序盤で読まなくなった。
話題に上がったことをきっかけに、婚活のエッセイを読んだ。
作者は、男に対してかなり警戒心を持っていると感じた。自分の感覚で言うと一般的な範囲の警戒ではなく、忌避感に近い。
「『エルフ夫とドワーフ嫁』の根底には、男性に対する拭いがたい怖さや不信があった」と感じたため、エッセイを読むことでエルドワへの否定的な気持ちが多少和らいだ。
男性への不信感を持ちながら「自分は寂しがり屋だから結婚したい」と言うのは矛盾と言えば矛盾だが、自分は増田とは逆に、そういう矛盾を持ちながら「それでも自分はこうしたい」と行動したところに好感を持った。
ただ「エッセイを読んだら、こういう事情があったと知った。だからああいう話になったのかもしれない」こう思うのも、作者の内心を勝手に推測している。
創作に対する作者の姿勢は様々だ。
売れることを第一に考える人もいれば、自分の内面ととても近い人もいる。
本人が語らない限り、作者がどういうつもりで作品を描いたかはわからない。
エッセイを読むと関連性があるのではないかとつい思ってしまうが、「自分が勝手に結びつけてそう推測しただけだ」と自分の中ではっきりさせておくことは大事だなと改めて感じた。
という前提に基づいて、エッセイとは関係なく「エルフ夫とドワーフ嫁」という作品が自分になぜ合わなかったかを書きたい。
*自分の中にわだかまる感情を消化するためだけに書いたもの。ネガティブな感想なので、苦手な人は回避推奨。
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