成長しにくい・遅い新人の3つの共通点とその対処法
成長に時間のかかる人の共通点
自分自身で成長しにくいな~と思うのは、大人の勉強をしている限りついて回ります。
ただ、教える立場になると、育っていく姿を見ていてやりがいを実感してきました。もちろん、成長の早い新入社員生徒さんもいれば、なかなか成長しない生徒さんもいます。
新卒に限らず、年齢問わない新人教育をしていると、なかなか育ってくれない新入社員さんや研修生さんに出会います。
教え方が悪いという反省点はあるものの、今回は成長できない・成長スピードが遅い特徴について書かせていただきます。
逆に言うと、これらの特徴を抑える、防いでいけば成長していく可能性は高くなります。
私の経験上、年齢は大きな要素ではありません。定年退職された方でも成長される方は多くいらっしゃいます。
とくに今回は中途採用で研修を行う際に、良く見られた共通点とその対応を述べさせていただきます。日常生活にも役立てていただければ幸いです。
プライドが高すぎる
様々な経験を持ってプライドがあるのは特に問題ありません。自尊心は学習の大きなモチベーション維持の一つです。
ただ、「プライドが高すぎる」のは問題です。
プライドが高いことが行き過ぎると「現場や講師、先生をなめている」雰囲気が多く感じます。
残念ながら、プライドが高すぎると組織の中では孤立しがちです。
職場研修でも、0から100を全て教えるのではなく、全体の40あたりから入って、65から66,67を教える位が職場研修。
プライドが高い生徒さんは自分の方向ができてしまっている人が多くいるように感じます。
説明していても「そこはいいから、次を教えてください」といい、後から「聞いてません」と堂々と言われることもしばしば。
転職歴が多く、柔軟性に欠ける
医療業界、特に薬剤師業界では転職経験者が多いです。キャリア形成やスキルアップに転職はプラスに働くことも多いです。
受け入れ側も、中途採用は、ある程度のスキルがあり即戦力となるので期待が大きいです。
ただ、教えていると「前の職場では○○だったので」「ここは○○するのが常識ではないですか?」という声が時々聞かれます。新卒さんでも「学校では○○とならいました」と堂々と。
「常識」ってその人の固定観念や経歴。違法ならまだしも、職場でのやり方等は、こちらにしてみれば「知ったこっちゃない」。
ここでのやり方の説明しても、本人納得しないことが多いです。
説明しても、自分が正しいと思っている限りは中々成長してくれません。もちろん彼らのいう事でこちらの改善点があることは確かですし、良い勉強にもなります。
しかしながら、教育・研修という立場からは、まずはその場の流れを尊重して学んでほしいです。
心配性
意外に思われるかもしれませんが、「心配性」の人も教育していて、成長を妨げてしまいます。一度吹っ切れると強いのですが、そこまでが中々大変。
たしかに正しく仕事をするという事では慎重なのは必要な事です。場合により命に関る仕事ですので、確認をしっかりするのは大事な事です。
しかし、心配性も行き過ぎてしまって、業務速度が著しく低下する人がいます。また、不思議と心配症の生徒さんは新しい機械やシステムに不慣れで時間がかかってしまう事が往々にしてあります。
成長できない人への対処方法
どの業界でも、人を教える・導くというのはとても大変なエネルギーを使います。特に、教えにくい人は先ほど挙げた条件のいずれかを持っている事が多いです。
大きくは下記の方法を使いますが、細部にはその人に合った方法を用いましょう。
プライドが高い人へは、プライドをくすぐる
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