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あまりにも遠い場所から
あまりにも遠い場所から
届いた光は
今ここで瞬いている
数え切れない夜を超え
幾千もの風を受け
声も音もない旅をして
ようやくこの手のひらに落ちる
それは星の涙か
それとも誰かが願った祈りか
目を閉じれば
あの場所の風が頬を撫でる
まだ見ぬ空の色が
まぶたの裏に滲む
帰ることも叶わず
辿り着くこともできない
けれど、確かにここにある
あまりにも遠い場所から
今、君の胸へ
光の欠片を送るよ
あとがき
遥か遠くから届いた光や想いが、時を超えて今ここに確かに存在している、というテーマで綴りました。
夜空に瞬く星の光は、遠い過去に生まれ、長い旅を経てようやく私たちの元へ届く。それはまるで、誰かがかつて願った祈りや、大切な想いが形を変えて私たちの心に届くようなものかもしれない。
私たちは時に、手の届かないものを追い求めたり、叶わない夢に思いを馳せるのは、目には見えなくても、確かにそこにあるものがある。気づかないだけで、すでに受け取っているものもあるってことなのかなって。
そんなことを考えてみました(*´з`)
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