国際色豊かな景色と香り。
■ベトナム国際観光客数は増加傾向。
・最近のニュース、「ベトナム2024年1ー8月末迄の国際観光数1140万人のうち日本人46万人、政府通年目標1800万人へ徐々に迫る」。
・「観光客数の大半は韓国と中国からで全体の約半数を占めた。特に韓国の訪問者は全体の26%を占め300万人超え、中国240万人、台湾85万人、アメリカが53万人、日本46万人と続く」。
・また、「オーストラリアやインドなどの市場も顕著な成長を見せオーストラリアからの訪問者は前年同期比で25%増加、インド26%増加」している。
■ワールド・トラベル・アワード2024。
・8月に開催された『ワールド・トラベル・アワード2024』では「ベトナムが『アジアの主要観光地』や『アジアの主要自然観光地』といった多くの賞を受賞し国際的な評価が高まっている」、またベトナム政府は「近年観光産業の振興を目的にビザ政策の緩和や積極的なプロモーション活動を行っており特に欧州市場は42.7%の成長を見せた。主要市場のイギリス、フランス、ドイツ、ロシア等からの訪問者も増加」している。
・冒頭の通りベトナム政府は「2024年に年間1700万人から1800万人の国際観光客を迎える目標を掲げ」ており、観光業がGDP成長率に与える影響も大きくなると見込まれている。
・航空業界も国際線需要も回復基調で「同期間の国際線旅客数は32.4%増加」したが、「国内線の利用者は17.3%減少しており、国内観光のテコ入れが今後の課題となる可能性がある」と言われる。
■ベトナム在住歴十、二十年選手。
・余談、ベトナム主要都市の観光スポットへ訪れると、そこには多くの外国人観光客で賑わいを見せ上述の通りやはり韓国人、中国人に出くわす機会も多々あり、各国の言語が飛び交いベトナムに居ながら異国を感じる事も多い。
・先日、私はベトナムで中国人男性と食事をする機会に恵まれた。彼は中国人でありながら日本、ベトナムで暮らし働く経験を持ち母国語以外に英語、日本語を流暢に話す。私の勝手なイメージで恐縮だが「中国人が皆喧嘩をするように会話する」訳ではなく、とても穏やかな表情と柔らかなトーンで話す彼の姿に「国際社会の経験を積まれてこられた方なのだろう」、と私は瞬時に感じた。
・ベトナムで知り合った外国人には日本人をはじめ韓国人、中国人、フランス人、アメリカ人、インド人、スリランカ人、ドイツ人、ロシア人、フィリピン人等と様々な人々がいて国際色豊かだ。皆どんな経緯で母国を離れこの地で暮らしているのか、そしてこの先どの様な日々を描くのか、私はそんな事を彼らと話し人それぞれの多様な生き方に触れられる。中には10、20年以上ベトナムに暮らしている外国人は少なくない事にも気づかされるのだ。