幸せは刹那か永遠か。
■世界幸福度ランク。
・最近のニュース(2024年3月21日付)、「国連調査、『世界幸福度』143ヵ国中フィンランド首位、日本51位、ベトナム65位から54位に上昇」。
・国連は3月20日『国際幸福デー』に合わせて発表した本報道のデータは、「1人当たり国内総生産(GDP)」、「社会的支援」、「健康寿命」、「人生の選択の自由度」、「寛容さ・気前の良さ」、「腐敗の認識」6要素を過去3年間(2021~2023年)の平均値を基に算出された。
・国連調査『世界幸福度』の目的は「国民の幸福度向上を目指すよう各国政府を促す目的で発表されている」との事。
■拮抗するアジア諸国。
・東南アジアではベトナム3位にランクイン。東南アジア順位はシンガポール30位、フィリピン53位、ベトナム54位、タイ58位、マレーシア59位、インドネシア80位、ラオス94位、ミャンマー118位、カンボジア119位等と続く。
・『世界幸福度トップ10』は、フィンランド首位、デンマーク2位、アイスランド3位、スウェーデン4位、イスラエル5位、オランダ6位、ノルウェー7位、ルクセンブルク8位、スイス9位、オーストラリア10位。
・『世界幸福度ワースト10』は、アフガニスタン143位、レバノン142位、レソト141位、シエラレオネ140位、コンゴ139位、ジンバブエ138位、ボツワナ137位、マラウイ136位、エスワティニ135位、ザンビア134位。
■より多くの幸せを。
・余談、私は学生生活を海外で迎えた経験があり、生徒は世界中から集まり今思えば若い頃に様々な国の人々や考え方、意識の違い等に触れられる良い機会だったと感じている。その頃気づいた、それは自然発生的に学生がグループ分けされていく事だった。仲が悪いという事ではなく、アメリカ人はアメリカ人同士常に一緒にいるし、アジア人はアジア人同士韓国、中国、フィリピン、ベトナム、タイ、日本と仲良くしていた。
・幸福度ランク首位のフィンランドに行けば確かに私は幸せをより感じる事はあるかもしれない。しかし、人生の中で私たちの生活や暮らしは長期戦であり、瞬間的な幸せよりも長く続く幸せとは何か、そう捉えれば日本人である私は「幸福度が拮抗している国」という視点で学生時代の頃のようにフィリピン、ベトナム、タイ、日本の人々と仲良く暮す事も選択肢としては有力候補だったのかもしれない。
・何れにしても私の目標は出来る限り日々の暮らしの中でより多くの幸せを感じながら、最期迄そのような感覚を持ちなが与えられた命を全うしたいと願っている。そういえば父が言っていた事を想い出す、「ベトナムでの目標や仕事に対する考え方は分かった、でもそこからだよ、辞めた後だよ、60、65歳で定年を迎えた後、そこからだよ、そこから先が(人生)長いんだから」と静かに話すその言葉がずっと私の中に残っている。
・自分の好きな事、幸せな事、ワクワクする事、これらがなければ定年後の人生はとても長すぎる、と感じるかもしれない。私は自問自答しながら、今でも父の言葉を噛み締めながら、日々を模索し少しでも良いから昨日よりも前進できるよう努める。