アジア勢のポテンシャル。
■東南アジアにおけるファッションブランドTop10。
・最近のニュース、「『東南アジアにおけるファッションブランドTop10』、ベトティエン3位、ナイキ2位、ユニクロ首位」。
・アジア太平洋地域を代表する広告業界誌/『キャンペーン・アジアパシフィック誌』は「シンガポールの市場調査会社/『ミリューインサイト』と協力して同Top10を発表」した。
・調査対象となった市場は「インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシア、ベトナム、シンガポールとなり選考基準は認知度、購入頻度、品質、ショッピング体験、顧客サービス、信頼性、革新性など」となっている。
■地場企業の奮闘。
・同ランキングには「ベトナムの地場系アパレル大手『ベトティエン縫製(Viet Tien)』が第3位にランクイン」した、また「ベトティエン縫製は1975年に設立された同国を代表するファッションブランドで全国の省・市に1300余りの店舗と代理店を有する。国内消費者からの強い支持と高い購入頻度、優れたショッピング体験が評価された」結果となった。Top10には同国の『ヨディ・ファッション(Yody Fashion)』も7位にランク入りした。
・『2024年の東南アジアにおけるファッションブランドTop10』は以下の通り、日本/ユニクロ首位、米国/ナイキ2位、ベトナム(越)/ベトティエン縫製3位、フィリピン(比)/ベンチ4位、ドイツ/アディダス5位、比/ペンショップ6位、越/ヨディ・ファッション7位、フランス/ディオール8位、マレーシア/パディーニ9位、米国/リーバイス10位、となっている。
■ベトナムの革製品。
・余談、私は日本で生まれ育ち、現在はベトナムで暮らし働いている事から、両国の企業が同ランクのTop10入りは大変に嬉しい限りである。またフィリピン、マレーシア等も含め同ランクには東南アジアの地場企業が5社等、アジア勢がランクの半分以上を占めている事に頼もしくも感じている。
・同ランクに名を連ねていないが個人や小規模店舗においてベトナムではかなり質の良い革製品がとてもリーズナブルに購入できたり、有名ブランドに拘らなければ低価格だが丈夫で品質も素晴らしく長く愛用できるシャツ、スーツ等を販売する店舗も主要都市の街中には点在している。
・私はベトナムビギナーだった頃、日常生活に必要な食料品、衣料等とにかく街中の気になるお店を片っ端から訪れたものだ。あれから大分経つが今でも時折気に入ったお店には定期的に足を運び定番や新作のラインアップを確認するのは「洋服等が好き」という理由もある。しかしそれ以外にこの経験は役立つときがある。ベトナムを旅行する私の旧友、知人、仕事関係の方々をアテンドする際、私は様々なリクエストに応えらるよう、上述の店舗へアテンドするオプションを行程に組込む事もあり大変に喜ばれるのだ。嬉しそうに革靴、革製品を購入し日本へ帰国された方々の笑顔を久し振りに想い出している。