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孤独の世界。

■民主主義指数。
・最近の話題(2024年2月21日付)、「『民主主義指数』167ヵ国中ベトナム136位(独裁政治体制)、日本16位(完全な民主主義)」。
・上述は「英国の経済専門誌『The Economist』の調査部門/エコノミスト・インテリジェンス・ユニットが発表した『民主主義指数(Democracy Index)』2023年版のデータ」となる。
・『民主主義指数』は各国の政治の民主主義のレベルを「選挙プロセスと多元主義」「政府の機能」「政治参加」「政治文化」「市民の自由」の5カテゴリから評価した指数で毎年発表されている。

■独裁政治体制。
・以下の数値/スコアを基に「完全な民主主義/8.01〜10.00」、「欠陥のある民主主義/6.01〜8.00」、「混合政治体制/4.01〜6.00」、「独裁政治体制/0.00〜4.00」の4カテゴリで各国/地域を分類。ベトナムはスコア2.62で上述の通り167ヵ国中136位、日本はスコア8.40で16位。
・ちなみに、本ランクのトップ5は、ノルウェー首位(9.81)、ニュージーランド2位(9.61)、アイスランド3位(9.45)、スウェーデン4位(9.39)、フィンランド5位(9.30)。
・ワースト5は、アフガニスタン167位(0.26)、ミャンマー166位(0.85)、北朝鮮165位(1.08)、中央アフリカ164位(1.18)、シリア163位(1.43)、となる。

■ひとりでは生きられない。
・ベトナムは「独裁政治体制」という結果だが、確かにこの国が「右向け右」と言えば国民は一斉に従う傾向にある。例えばコロナ禍では外出禁止令が敷かれると生活音が街中から消え異常なほど静まり返り、ベトナム国民は政府の方針を守り抜いた。
・少しくらい太陽を浴びに自宅周辺を散歩しても問題ないだろうなんて思うのだが、外を眺めても人っ子ひとり歩いてないのだ。2021年5月頃から10月迄社会隔離となり、この期間2ヶ月は外出禁止令が敷かれ、残りの数ヶ月は不要不急の外出を控え、居住区域内限りで外出許可される等不便な日々が続いた。また、当然在宅勤務で業務を行うしか選択肢はなかった。それ程までに政府の方針にベトナム国民が従ったのは「独裁政治体制」の影響が大きい事、コロナ禍を機に垣間見た。
・余談、当時私は約半年間外出せず、ほぼ誰とも接する事なく、仕事はメールや電話とオンライン会議のみ、スポーツも出来ずひたすら家の中で生活した。その時ふと思った事、それはお昼時「お腹空いたね、今日は何を食べに行こうか」と話しかける相手がいない事に気づいた。会社で何気ない一言を交わす相手がいてくれた事がどれだけ幸せだったか、という事に気づかされた。
・そういう意味では、孤独やひとりの時間は様々な事を考えられた機会でもあり、心がマイナスになっていく時もあったが、逆に乗越えられた事で精神的に鍛えられ、また業務時間外にはオンラインで外国語を勉強したり、kindleで読書を楽しむ等自分磨きが出来た事は大変貴重な半年間だった、そう感じていると、大好きなナンバー/P.F.Sloan『孤独の世界』のメロディが突如私の中で流れ始めた。


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