私の辞書にない景色と言葉。
■ASEAN未来フォーラム。
・最近のニュース、『ASEAN未来フォーラム』にて「ベトナム/チン首相はASEAN事務総長カオ氏と会見し『地域問題への結束と創造的アプローチを強調』した」。
・出席のためベトナムに訪問中のカオ氏は「パートナー国がASEANの役割を重視し、通商、投資、人材育成など、ASEAN共同体の重点分野でASEANを支援する用意がある」と述べた。
・また「ベトナム東部海域(南シナ海)問題では、ベトナムの戦略的思考と適切なアプローチを評価し、ASEANの利益実現に向け、実質的で効果的なCOC海上行動規範の早期交渉・完成を関係国に促す」との見解も示す。
■ASEAN発足約60年。
・南シナ海問題についてチン首相は「対話を主導し平和的解決を図るASEANの中心的役割と適切なアプローチを評価し、緊張緩和と紛争回避、地域の平和と航行の自由確保に向け、1982年の国連海洋法条約を含む国際法順守が不可欠」との見解を述べる。
・ミャンマー情勢については「ASEANとパートナーによるミャンマーでの人道支援を常に支持した事を強調、ASEANの一員であるミャンマーへの支援のため、5項目合意の堅持を期待すると共に、より創造的で抜本的なアプローチが必要だ」と訴えた。
・ちなみに『ASEAN(東南アジア諸国連合)』は1967年8月8日バンコクにて「域内における経済成長、社会・文化的発展の促進/地域における政治・経済的安定の確保/域内諸問題に関する協力」を目的に設立された。
■ベトナムからブルネイへ。
・余談、2030年『ASEAN人口』は7.3億人に達し世界人口の10%を占める事が予測される。人口増加に伴って済成長率も期待できるが『ASEAN』設立から約60年経ち発展と後退する部分がある事を本報道から読み取る。
・『ASEAN諸国』と言えど国、文化、人々、風土、商習慣等全く異なる国々を束ねたリーダーが音頭を取り「エイヤー!」で皆同じ方向へ走り出せれば良いがそう簡単ではないだろう。しかし上述の人口数値からも分かるようにポテンシャルが非常に高い連合である事に変わりはない。ベトナムから少し引いてみる、共同体を俯瞰する事で物事の見方、ビジネスの組立方、商流のベストプラクティス、旅行で見聞を広げる等してベトナムにいるだけでは閃く事が出来ない『ASEAN的アイデア』も生まれるかもしれない。
・と尤もらしい事を書いているが、人生で初めて見る景色や耳にする現地語、食べた事のない食事、私の辞書になかった風土や文化に刺激を受けて触発されたい、と言うのが私の本音である。と言う事で旅行レベルだが『ASEAN加盟国』のひとつ、まずは『ブルネイ』を今夏中に訪れる予定だ。