自由意思がなかったとして
朝目が覚めたらわたしはわたしだった。ちっわたしか。田中がよかった。
しょうがないからわたしはわたしをひきずって今日も歩く。
『意識』というものはなんのために存在しているのか。
哲学的ゾンビ
もしも明日わたしの意識が目覚めなくて、何かの手違いで身体だけが目覚めて外に出たとしても、わたしを知ってくれている人間は「よっ『わたし』」と言って変わらずに接してくれるだろう。そして続け様に質問を投げたり、自分の近況なんかを話してくれる。そうするとゾンビわたしは、その脳内に蓄積した情報か