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昇らない日はないのに疑ってしまう僕たちは

死は受け止められないまま

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さだちゃん日の出見に行くよ
ぜっきーに起こされる

はて、なぜ
そうだ、今韓国の山の中にいるのだった

約束はしてないけど行くもんだと思って支度をする

集合場所に行く
眠気眼が集まってくる
みんなでぞろぞろと
山のちょっと上を目指して進む

真暗で日が出る気配はない

全然でないねー
時間間違えたんじゃない?

話す者
タバコをふかす者
山のさらに上に行ってみる者

思い思いに過ごす

もう8時
1時間半待っても出ない

これ、日でないんじゃね?

諦めムードが漂う

先におりるねー
あ、僕らも
次次と減って行く

初め30人ぐらいいたのが
10人ぐらいになる

俺らも降りようか
ご飯も食べたいしやねー
最後に叫んで行こう

日の出ない雲に向かって

にっぽん目覚めろーーーーーーーーーー!!!!

朝から叫ぶ変な人達

パチパチパチパチ
いやあけました!
おめでとー

そう言って残った人達も降りて行く

昇らない日はないのにね
僕たちは疑ってしまう

5分ぐらいすると
降りてった面々が走って戻ってきた

同時に雲から光が差す

昇ったーーーーー!!!

嬉しそうな顔達

日は昇る

雲に隠れて見えなかったとしても
たしかにそこにある

こちら側が夜の時も
あちら側では太陽が世界を照らしている

見えるか見えないか
気づくか気づかないか
それだけの違いで

寸分止まらず
動くナニカに包まれて
わたしたちはここにいる

そこからはみ出る事はないのだから
その神秘に身を委ねて勝手に動けばいい

知らんけど