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夕食を変えて寝ている間に疲労回復!


夜しっかり寝たはずなのに、朝疲れが取れていないと感じることはありませんか?
その原因は、寝ている間に代謝酵素が十分に働いていないからかも知れません。
酵素の働きと特性について知り、それを利用した食事にすれば、夜寝ている間に疲労回復して翌朝スッキリと好スタートを切れるようになるでしょう。

抑えておきたいポイント3つ


そのために、これから3つのトピックに分けてお話します。
1つ目は消化酵素と代謝酵素の関係、2つ目は体外酵素(食物酵素)とは、3つ目は消化酵素を節約する食べ物についてです。

1、消化酵素と代謝酵素の関係

私達の体内には消化酵素と代謝酵素というものがあります。
消化酵素は読んで字のごとく食べ物を消化するための酵素です。
代謝酵素は、疲労回復、体の修復、免疫力の向上などをする役割があります。また、消化酵素が働いていると働けないという特徴があります。

つまり、私達の身体は消化活動をしている間は疲労回復できない仕組みになっているようです。
なので、よく間食する人は疲れやすいと言われていますし、代謝酵素の働きが不十分で免疫力が低ければ体調も崩しやすいとも考えられます。

まず知っておきたいのが、体内で1日に作られる酵素の量は決まっているということです。なので、大量に食べたり、消化に悪いものを食べたりすると消化酵素に回る分量が増え、その結果代謝酵素が減ってしまいます。
例えば全体量を100とすると、理想の内訳は消化酵素:代謝酵素20:80で、この状態が健康体です。

また、病気や過度のストレスなどで食欲が減るのは、消化吸収に働く酵素を、消化酵素としてではなく身体の回復のために代謝酵素としてに使用する生体反応です。

2、体外酵素(消化酵素)とは


上記の消化酵素と代謝酵素は体内酵素と呼ばれ、酵素にはこれと別に体外酵素もあります。
体外酵素とは、食物酵素のことを指し、食物の中に元々入っています。
これは食物を食べることにより私たちが新たに使えるようになる酵素です。

食物酵素には消化酵素を節約し代謝酵素の量を増やすことや代謝酵素の働きをサポートする役割があります。

そこで、次に消化酵素を節約する食べ物を見てみましょう。

3、消化酵素を節約する食べ物


酵素は熱に弱く48℃以上の熱で死滅してしまいます。なので、生食が良いとされています。
この観点から、最近では「ローフード」にも注目が集まっていますね。

生野菜や果物、お刺身などの新鮮な食品、納豆や味噌などの発酵食品に含まれる食物酵素は消化を助け、体内の消化酵素の無駄使いを防ぐ役割をします。

食物酵素を豊富に含む食べ物は以下のとおりです。

■野菜
・キャベツ ・ニンジン ・レタス ・山芋
・玉ねぎ  ・セロリ ・大根 ・ゴーヤ
・アボカド ・小松菜 ・ほうれん草 
・スプラウト
■果物
・リンゴ    ・オレンジ
・レモン    ・バナナ
・パイナップル ・キウイ
・マンゴー   ・パパイヤ
・梨  ・柿  ・メロン
■発酵食品
・納豆 ・豆腐 ・味噌
・しょうゆ   ・ヨーグルト

これらを加熱ぜずに生で食べることがポイントです。

更に、野菜や果物を生で食べる時、すりおろして食べることで酵素の吸収率が格段にアップします。なぜなら、野菜や果物に含まれる酵素は、細胞壁によって細胞内に固く閉じこめられているので、すりおろせば細胞壁の中から酵素が出てきて、すりおろさない場合と比べると3倍の量の酵素を摂ることができると言われています。とくに、野菜や果物の皮には多くの酵素が含まれているので、皮ごとすりおろした方が尚良いと考えられています。

余談ですが、やはりここでも皮ごと生で安心して食べられる野菜や果物って重要なんですね。
有機肥料だと家畜の糞尿が野菜の表面について、洗ってもどうしても落としきれない可能性があります。そう考えると、農薬や除草剤、肥料を使わない畑で育った自然栽培の野菜の必要性を改めて感じます。

ところで、献立を考える上では主菜から決めることって多いですよね。
では、消化酵素を節約して代謝酵素にガンガン働いてもらうにはお肉?orお魚?
どちらをメインとした食事が良いのでしょう。

答えは、しいて言うと「お魚」です。

個人的には、圧倒的に魚でしょ!と思い込んでいたので、予想外の結果でした(;^ω^)

細かく見ると、動物性の脂肪は体内に溜まりやすく多くの消化酵素を必要とするという点ではお肉も魚も同じなのですが、種類と調理の仕方によって消化にかかる時間が違います。

牛肉、豚肉は約4時間、脂の多い焼き魚は約3時間強、鶏肉は約2時間半、煮魚は約2時間といった感じのようです。

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ポイントまとめ

ではもう一度3つのポイントをまとめます。

1つ目は、身体の疲労を回復させてくれる代謝酵素は、消化酵素が働いている間は働かないので、疲労回復には消化酵素をあまり使わないようにする必要があるということ。

2つ目は、体外酵素の力を借りて消化酵素を節約し、代謝酵素を優位に働かせられるということ。

3つ目は、体外酵素である食物酵素が豊富な野菜や果物、発酵食品は生で食べることが重要である。肉と魚では種類や調理方法によって違うが魚のほうが消化が良いので夕食のメインに向いているということ。

結論

寝ている間にしっかりと疲労回復し、スッキリとした朝を迎えるには、消化酵素節約ディナーで代謝酵素をガッツリ働かせる!です。

代謝酵素さん達には夜勤頑張ってもらわねばならんのです。

疲労回復!理想の夕食

上記のことを踏まえ、理想の夕食を考えてみました。
主菜→煮魚
副菜→納豆
汁物→野菜のお味噌汁
サラダ→キャベツやレタスメインのもの
デザート→りんごヨーグルト

凝ったものはありせんが、結局「和食最強説」が言えそうですね。

とは言っても毎日お魚だと家族から苦情が来そうなので、我が家では夜は積極的に鶏肉をメインのおかずに取り入れようと思います。

お肉の中でも消化が良いみたいなので。

皆さんも、疲労回復、免疫力UP のために代謝酵素にたくさん働いてもらえる食事を是非試してみてください。

こんな時代だからこそ、食事から健康な体作りをしたいものです。

家族の食を任されている者として使命を感じる日々です( ・`ω・´)


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