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白瀬隆
2024年10月20日 10:11
ミュージックマン・スティングレイ恋人のセックスフレンドから買った僕の黒いベース7万円だったそれを手に入れた夜悔しくて泣いただから今もレッチリが嫌いだフリーにもしも会えたなら彼を殴り殺すんじゃないだろうかいい迷惑だろうけど結局僕がパンクバンドを組むことはなかった今時パンクは流行らないってその時周りにいた人たちはピアスだらけの僕を指差して笑ってた家に入り浸っていた売春婦
2024年10月19日 07:58
ヘイトスピーチを掻き分け夢に見た公園を目指す赤いベンチには幼い頃に恋をした彼女が座っている罵声の中、僕たちが鐘を鳴らすと誰もがファック・ユーと叫んだ君が投げたブーケを手にしたのは真紅のドレスを着た若い女百合の花を引き裂き僕たちに中指を立てている今日の夕食は何にしようかできれば君の料理が食べたいオムレツみたいな簡単なものでいいとにかく君が作ったものが食べたい窓の外
2024年10月19日 01:03
誰もいない美しい土地へいつか二人で行きたいと思ってた途方に暮れた男と女に逃げる先はそんな所しかないから真夜中零時過ぎの並木通りにある宝石店へ男はバッグにバール一つ入れて出て行った航空券と小さなバッグを片手に男と女はいつもの街を飛び出した青空の下でサトウキビ畑が見たくてそこで寄り添い二人で死にたくてトラックの荷台で彼らは手を繋ぎ寝転んだ僕のそばにいてほしいと泣いた男を
2024年10月18日 22:48
ラジオから80年代のハードロックが流れた。ディストーションはノイズみたいで、向日葵みたいに咲いた暴力。つまり、どうでもいいんだ。エレクトリックにしかない華がある。言葉にするのは難しいから、チェ・ゲバラの写真にキスをしよう。僕のことを分かってもらいたいかと聞かれたら、そうでもないねと答える。今、自己愛と世界平和のために文字を書いている。ジョン・レノンみたいにクソったれで、何がしたい
2024年10月18日 22:36
ゴッドファーザーに憧れた男が背中を刺された。最後の言葉はアイ・ラブ・ユー。彼には愛する人なんていなかったのに。刺した男は帰り道に想った。愛しい売春婦。今夜、君を助けに行く。緑色の雨が降り始めた。アスファルトが優しい色に染まる。絵になる風景だけど、画家は気にも留めず通り過ぎた。ライフ・イズ・ビューティフル。チャップリンが街の片隅でバイオリンをひいている。乞食たちは聴き入っ