思いにふける朝
どことなく寂しくある朝
夢の中で果てしなく長い旅をした気分だ
微かに鏡に映る自分の姿を見て
漠然とした寂しさを感じることがある
このままじゃだめだ
自分には何も無いのかもしれない
そんな事を考えてしまう自分に嫌気を感じる
本当に寂しいのは
そういう事を考える事なんだろう
しかし、その事実に気づいても振り向きたくなかった
隣にいるはずの君に手を伸ばそう
温もりを感じることなく折り畳まれた指が
きっとまた寂しさという形な無き感情を掴み
不思議な夜が始まる
太陽はまだ
私を見つめたばかりなのに