Ryota Furuya/ITスタートアップ経営者

いい歳したオッサンが夢見て独立、ITベンチャー企業の社長。文章は残る。そういう責任を持って書くつもり。

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いい歳したオッサンが夢見て独立、ITベンチャー企業の社長。文章は残る。そういう責任を持って書くつもり。

最近の記事

TEDx でスピーチをして分かった、TEDが凄い3つの理由

みなさん、TEDって知ってますか? 同じ事を知人に聞いたら「あのクマの映画?」とか、「テッド?ギフテッドとか?」とか、僕から見たら、「あ、そっち?!」みたいなことになったので、あまり認知度がないことは認識してますが、特に英語圏の国では、いや、恐らく世界的にTEDという世界がスゴいことになっているんです。日本でも知ってる人は知ってて、「え?あのTEDに出たの?すごーい!」(※厳密にはTEDとTEDxは違います。内容は後述。)と言ってくれるくらい、スゴい世界なんです。 例えば、

    • YKKのサポートが神だった件(プロジェクトX風)

      みなさん、YKKという会社、ご存知ですよね? 身近なところではファスナーとかでお世話になっている人が多いんじゃないでしょうか。ファスナーの引っ張るところ(引き手)をよく見ると「YKK」の3文字を見かけませんか? 会社としては衣類のファスナー以外にもグループ企業で窓を作っていたり、色々と事業を展開されている会社です。。。。。さて、ここから書くことは実話です(というか、つい一昨日の話です)が、普通に書いてもアレなので、プロジェクトX調で、事実を述べていきたいと思います。ここからは

      • どうして学校って行かないといけないの?(4・完)

        うひゃー、本当に前回書いた時から土下座じゃ済まないくらい時間が経ってしまいました。ごめんなさい! そして、多分、この4回目が連載を読むのが初めてという人も多いと思うので、とりあえずこれまでのあらすじを説明します。 これまでのあらすじ1回目では、社会環境が大きく変わってきていて、女性の社会進出や、賃金の停滞のせいで夫婦共働きが増えたり、価値観が変わってきていて、個々人の個性を重んじ、ダイバーシティを受容しようという社会になってきているのに対して、小学校の教育構成には若干の変

        • 【いただきますとごちそうさま】

          僕は、小学6年生の息子のことを、何気に尊敬してる。彼のすごいのは、ご飯を食べる前と後、きちんと心を込めて「いただきます」「ごちそうさま」と言うことが出来ることだ。しかも一度も欠かしたのを目にしたことがない。そしてとても心がこもっている。 一見当たり前に見えることを、毎回必ず出来ることって、大人でもそう簡単じゃない。なんなら、僕なんてしょっちゅう忘れてる。親が教えるべきことを、息子の「いただきます」を見て、自分がハッとさせられ、自分も気をつけよう、と思ったりさせられる。 食

          良いDX、悪いDX...

          僕はIT関連の事業をおこなっているので、ときどき企業グループの会合などに呼んでもらって、ちょっとした講演依頼を受けたりする。そういう時は、大抵は分かりやすくスマホの活用やAIやDXについて話をすることが多い。最近はZoomでの講演も多いので、「コロナ禍での…(生き残り策、とか事業の在り方、とか)」というのもある。 で、最近受けた内容がこれだ。「ぜひ、『中小企業のDX』について話をしてほしい。」 んーなるほど、と思った。というか、そのように依頼してきた方が、自分の尊敬する方

          どうして学校って行かないといけないの?(3)

          はい、数少ない貴重な読者の皆さん、こんにちは! この記事は前回まで2回に渡って書いて来たことの続きです。もう、いつ、このタイトルが終わるのか、自分でも分からなくなって来ました。泣 こちらが過去2回分のものです。 そういえば、僕は小学校の時からSF小説にハマって、学校の図書館にあったSFのシリーズを読破したことを思い出しました。んで、高校生になった頃、自分でもSF小説を書いてみようと思って、ちょっと書き出したことがあったんです。 でも、初志貫徹ならず、なんと初日に一気に数

          どうして学校って行かないといけないの?(3)

          どうして学校って行かないといけないの?(2)

          このnoteは、前の記事からの続きです。思ったより長文になってしまいました。前の記事はこちら: はい、で、今の「教育方針」に対して僕は矛盾を感じて、こう思ったという話をしていました: 今の小学校の先生って、ただの無理ゲーやらされてね? って。 だって、僕が子供の頃と同じような授業の形態をとりながら、それぞれの子供の個性・多様性を認めつつ、自主性を重んじる、ってそんな簡単なことには思えなくないですか? 実際、前の記事で書いたように、今の「授業中」の姿を見て、僕はこれは学級

          どうして学校って行かないといけないの?(2)

          どうして学校って行かないといけないの?(1)

          皆さんこんにちは。小学校5年生と幼稚園年長さんのパパです。月に1回はこのnoteに何かを書こうと思ってムリして頑張ってます。 さて、ウチのように子供がきょうだいでいると、下の子は上の子のマネをしたがりますよね。下の子は、「早く小学校に行きたい!」などと、僕の知らない言語を話すので、「ワタシ、アナタのいうことワカリマセーン」と答えておけば良いのですが、上の子は違います。 「どうして学校って行かないといけないの?」 これ、僕にとってはかなり難しい質問です。インテルのCPUの

          どうして学校って行かないといけないの?(1)

          (悲報)ベンチャー企業ってどうしてロゴ付きのTシャツを着てるの?

          ヒャハハハ、皆さんこんにちは。とあるベンチャー企業の代表取締役をやっている者です。上のタイトル、気になりません? 僕はずっと気になってたんですよね。 いや、だって、小っ恥ずかしいじゃないですか、自分の会社とかサービスのロゴとかつけて街を歩くのって。しかも、ベンチャー企業も最初の段階であればなおさらで、「なんだ、あの見たことも聞いたこともない名前???」ってなること、うけあい。 最初に気になり出したときは、オフィスで仲間同士で着ているのかなー。それってなんかちょっと嫌じゃね

          (悲報)ベンチャー企業ってどうしてロゴ付きのTシャツを着てるの?

          「エンジェル投資家を紹介します」と言われて

          僕は、まだ2年しか経っていないベンチャー企業の経営者だ。自分が正しいと思う道を進むためにベンチャー企業を作り、世の中を変えたいと思っている。 でも、それはウラを返せば、ひょっとしたら自分が正しいと思うことに誰からも見向きもされない可能性もあるということなワケで、経営者なんて言ったって、颯爽と格好良くいられるはずもなく、いろんなリソースがなくて四苦八苦する毎日だ。 ベンチャーなんて、成功するのはほんの一握りなのだから。と思って、ググってみたら、次のようなのが https:/

          「エンジェル投資家を紹介します」と言われて

          「人間中心の」資本主義をつくろう

          僕は、「まちコイン」というサービスを提供する会社を経営してる。某上場企業がやってる「まちのコイン」とは違うサービスだ。よく間違われるので、先にお伝えしておく。ちなみに、「まちコイン」は僕が商標権を保持しており、「まちのコイン」より先に事業を開始している。ただ、お互いに通じるところがあり、別に名前についてとやかく言うつもりはない。お互いに切磋琢磨し頑張りたいと思っている。あ、ちなみにまちコインはWEBアプリなので、スマホで簡単に使うことができる。ご参考までURLを。 http

          「人間中心の」資本主義をつくろう

          新社会人に送る言葉なんて大層な事は書けないので単なる独り言

          まだ僕が会社に所属していた頃、新人研修に「社会人の心得」みたいなことを話してあげて欲しい、と人事部の人に言われて次のようなスライドで説明したことがある。 「これら4つのキーワードの中で、あなたはどのように順位を付けますか?」 すると、新卒の皆さん、考え出す。そこで、僕は切り出す。「でもね、もし何も考えないでこのまま社会人としての一歩を踏み出してしまうと、まず間違いなくこうなりますよ。」で、次のスライドを見せる。 多分、言われた本人たちは、その時の心情としては「そうかなあ

          新社会人に送る言葉なんて大層な事は書けないので単なる独り言

          PMF(Product Market Fit)の呪縛

          僕はこう見えて、一応ベンチャー企業の社長だ。けど、会社はまだ「イケてない」。そういう風に社会からは評価されてるはずだ。そうでなければ、とっくにVCさんとかの支援を受けて、大きく成長させているはずだからだ。 シードVCさんに会うと、大抵このタイトルにあるPMF(プロダクト・マーケット・フィット)が言及される。「やっぱり、ある程度PMFが見えてきて、その企業の価値が見えるものなので」みたいな感じで。あるいは、事業の「トラクションはどの程度ですか?」とか聞かれる。PMFもトラクシ

          パックンチョ1粒で死にかけた息子

          ある日、いつものように会社で仕事をしていると、妻からLINEで連絡が入った。「息子急変。今救急車で**病院に向かってる。」僕は座席から飛び上がり、すみません、ちょっと子供が急病で、と周りに声をかけ、片付けもままならない状態で会社を飛び出し、タクシーに飛び乗った。とにかく、早く病院に駆けつけて息子の手を握りたかった。運転手さんは事情を話すと、なるべく急ぎますね、とかなり無理して急いでくれた。その日から、僕たち家族の生活様式は一変した。 息を切らせて病院の受付で救急外来の場所を

          パックンチョ1粒で死にかけた息子

          雪の日の奇跡

          僕は東京のある区に住んでいる。まだコロナなんて言葉を誰も知らなかった数年前、東京では珍しく、かなり積もる雪が降った。普段雪に触れる事の少ない子供達は大喜び、大人達は自宅前の雪かきに追われた。この話は、その翌日に起きた、ささやかな、本当の話だ。 予報通り、朝から雪は凍りつき、通勤するには滑りやすく危険な状態になった。環状何号線とか、大きい道路はすぐに雪はなくなる。だが自宅前の道でもない限り、細い道は雪かきの手も回らず、どうしても雪がそのまま放置される。だからいつもより早く出勤

          病院が疲弊してる(BCPと責任者について)

          先日、親族が入院している病院から電話があった。内容は、要約すると、「最近全然見舞いに来ていないので、洗濯物が溜まってる。来れないのであれば、洗濯物を外注するオプションにするけど良いか?」と言う確認の電話だった。ただ、その方は続けてこうも言った。「まあどうせコロナだし、こっちも来られても困るんですけどね。」僕個人には、あくまで、僕個人の心象だけど、相手の方がイライラしていて、電話口に若干その憂さ晴らし的な表現がチラッと見えたように思った。 また、別の時、子供が別の病院にアレル

          病院が疲弊してる(BCPと責任者について)