「急に老け込む人」「若々しい人」の差
知人男性に3年振りに会いしました。はっきりした年齢は知りませんが、ちょっと前まで働いてられたので、60代後半だと思います。それが、見た目は80歳くらいになっていたんです。もう、ビックリしました。
第一印象として「歯がない」ことでした。笑った顔には、数本しか見えないのです。歯がないだけで、こんなにも年取って見えるんだと改めて知りました。
それから、歩き方です。ヨボヨボまではいかないにしても、ノソノソという感じでしょうか。3年前お会いした時は、サッサっと歩かれていましたから、これも驚きです。肌艶がまったくなく、姿勢が丸くなっていました。
聞くと「コロナでまったく動いてなかった」と言われました。病気をしたわけではないみたいです。ただ「巣ごもり」により、たった3年で急に老け込んだというわけです。
人間は、食べた物でできています。何を食べるかによって、体は変わります。目の前にある適当な物を食べているだけではダメなことは、なんとなく知っています。テレビであれが良い、これが良い、と言われたら、すぐ飛びつくけど、すぐ忘れます。みんなそんなもんです。みんなと同じならそれで良いと考えるのもアリです。でも私はイヤです。
テストステロンが不足する原因の一つに、タンパク質不足が上げられます。高齢者はタンパク質を摂るように言われるのはこのためです。いや本当は年齢に関係なく摂らなければいけないのですが、特に高齢者は意識するべきなのです。
健康寿命を延ばすには、知識と実行力が必要です。
私は仕事柄、調べたり聞いたりするので、それなりに知識が入ってきます。しかし高齢者と話していると、あまりにも知識の無さに驚きます。それより、自らなんとかしようという意識が欠落しているように思えます。それがすでに、ホルモン不足によって起こっている証拠なのかもしれませんね。だとしたら、そうなる前に対処しなければなりません。
認知症、フレイル・・・これらは高齢者に現れる症状ですが、症状が出てからでは遅いのです。予防するためにも、40~50代から意識するべきです。元気な高齢者に誰もが成りたいはずです。そのためにやっぱり必要なのは「努力」です。これに尽きます。努力無くして、ピンピンコロリは無理です。