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血糖値って気にしている人多いですよね。歳が行くと急激に上がったり下がったり、あるいは下がらなくなったりすると、病気になる可能性がありますから、気になるのも当然です。

血液中のブドウ糖(グルコース)の濃度を、血糖値といいます。

食事において、炭水化物である糖分は、体の中で消化吸収されて、ブドウ糖(グルコース)になり、血液中に入って体のエネルギーになっていきます。その血液中のグルコースの濃度が血糖値というわけです。

そのため、健康な人であっても、空腹時と食後の血糖値は変わってきます。
ただし、健康的な人は、血糖値は一定の幅で変化しますが、糖尿病の人であれば、その振れ幅が大きくなって、異常な高血糖にもなりえます。

食事をすると血糖値は上昇します。その血糖値を下げるためにインスリンというホルモンが分泌します。健康な人であれば、約2時間程度で下がります。また、何を食べるかによって、上昇の仕方、下降の仕方が変わりますし、食べた後の動作によっても異なります。「食べてすぐ横になると牛になる」と昔は言われましたよね。現代では、食べたらすぐに軽い運動をするのが良いとされています。

糖尿病と言われる人は、このインスリンの分泌量が少なかったり、インスリンの反応が悪く、食後2時間経過しても、血糖値が下がらない状態が続きます。

糖尿病(とうにょうびょう)
インスリンの作用不足により高血糖が慢性的に続く病気。網膜症・腎症・神経障害の三大合併症をしばしば伴う。糖尿病は、インスリンというホルモンの不足や作用低下が原因で、血糖値の上昇を抑える働き(耐糖能)が低下してしまうため、高血糖が慢性的に続く病気です。

糖尿病の恐さは、自覚症状のないままに重篤な合併症が進展することで、微小な血管の障害である網膜症・腎症・神経障害の三大合併症のほか、より大きな血管の動脈硬化が進行して心臓病や脳卒中のリスクも高まります。

血糖値は、健康診断などの時に行う血液検査によって計測されます。

以前、私の中性脂肪が高いと書いた時の検査報告書です

赤い丸印が以前お話しした「中性脂肪」の値です。そして、5行下に「血糖」という項目があります。これが血糖値です。私の場合、101ですから、かろうじて正常値ですが安心できる数値ではないです。

血糖値を計るためには、食事から3時間、何も食べないのが鉄則です。それが「空腹時血糖値」と言います。私は苦い経験をしたのですが、ご飯食べてからすぐ健康診断へ行き、断られたことがあります。約30年間、健康診断をまったく受けていなかったので、何も知りませんでした。あらかじめ書面に注意事項として書いてあったそうなのですが、見落としていたのです。

このように、血糖値というのは、空腹時と満腹時では数値が変化するのです。私の場合、糖尿病の予備軍の予備軍くらいです。何も対処せずこれまでと同じ生活、同じ食事をしていては、糖尿病へ向かっていく可能性があります。だから食事はずいぶん気を付けているのですが、それでも高い数値が出てしまいます。近日、また健康診断を受けますので、結果はこちらで報告させていただきます。

現在では、血糖値は自宅で計ることができません。すでに糖尿病と診断されて治療目的であれば、検査キットを手にすることができるのですが、基本的に予防目的では計測が難しいです。しかし、近日中には、腕時計型で針を刺さずに計測できる機械が発売されそうです。その件についてはまた改めて紹介しますね。また、最近では、「血糖値スパイク」と呼ばれる症状がよく報道されています。この件についても改めて紹介します。


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