「肉より魚」「1日1万歩」「年をとったら粗食」こんなにあった!60歳すぎたら全部NG《間違いだらけの健康法》健康寿命研究家に聞いた”よかれと思ってが逆効果”
世の中には間違った情報が氾濫しています。また、正解か不正解、どちらでもない、グレーゾーンの情報も多いです。自分の受け取り方で、正否が決まることもあります。
運動も栄養もすべてにおいて、人によって違いがあることを、まず大前提に考えていただきたいと私は思います。言い方を変えれば「個体によって違う」ということです。
「Aさんは、○○で痩せた」
こう聞いて、早速その○○を取り入れたけど、自分は痩せない。
こんなこといくらでもあるでしょ? それはダイエットの話だけでなくても、栄養やメンタル、すべてにおいて言えることです。
昔と今ではここが違うという情報がたくさん出回っています。魚より肉が良いと近年では言われます。一日一万歩は歩き過ぎだとも言われます。本当にそうでしょうか?
歩くことが好きな人はどんどん歩けばいいと思うし、魚が好きならどんどん食べればいいと私は考えます。
なぜ、年取ってから好きなものを控え、嫌なことをやらなければならないのでしょうか?
まったく歩かない人が、いきなり一万歩歩き始めたらそれは止めますよ。でも元々歩くのが好きな人なら、好きな事をさせてあげましょうよ。
好きな事を制限されて10年長く生きることに、どんなメリットがあるのでしょう?
社会で生きていれば、いつも「制限」というものがあります。憲法や法律という制限は必要です。しかし、自分が楽しくて、あるいは喜んでやることにどうして他人が制限を加えたがるんでしょう?
魚ばかり食べ、一日一万歩以上歩いたことによって、寿命が10年縮まったとして、それがどうだって言うんですか? 好きな事を制限されて10年長く生きることに、どんなメリットがあるのでしょう? それなら好きな事やって10年早く死んだ方が、私は良いと思います。あくまでも私個人の意見です。
「健康寿命を長くできる」という言葉に高齢者はとても敏感です。そのためにいろんなビジネスが生まれています。企業は儲かればOKです。本当に長くなったかどうかは、二の次です。サプリメントには必ず書いてある言葉があります。
「個人の意見です」
「個人差があります」
その言葉の重みを感じないのが実態でしょう。お互いそれで良ければ、良いと思います。
医療は一日でも長く生かすことができればOKです。寝たきりであろうが、足を切り落とそうが、命を一日でも長く持たせることができれば、医療にとってやりがいがあります。しかし患者はどうでしょう?
「そんなにしてまで長生きしたくない」
そう言われる高齢者とのギャップは何でしょう? 患者が望んでいない医療をすることが、本当に患者のためになっているのでしょうか?
今日私が言いたいことは、自分で自分の生き方をしっかり考えた上で、食べ物や医療を選ぶことが大切だと言うことです。
人と同じではダメです。他人と自分は体が違います。個体が違います。同じことをしても効果に違いがあります。それを踏まえた上で、自分がどのように生きたいか、死にたいかを考えておく必要があると考えます。
サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。