ツァイガルニク効果〜『続きはWebで』が気になる心理とは〜
皆さんメリークリスマスです。
クリスマス商戦でたくさん広告が目に入って
きますね。
「続きはWebで」
この広告を打たれると、ついついWeb検索
してしまいがいですよね。
これには心理学要素が盛り込まれているため、
ついつい釣られてしまうのです。
『ツァイガルニク効果』
ツァイガルニク効果とは、達成できたことより、
達成できなかったことや中断していることのほう
がよく記憶に残っている現象のことです。
ドイルの心理学者であるクルト・レヴィン、
リトニアの心理学者ブリューマ・ゼイガルニク
により提唱された効果で、ゼイガルニク効果、
ゼイガルニック効果とも言われます。
人は未完成のものほど記憶に残り、緊張感も
持続するという研究結果が得られています。
いうならば、最後までやり遂げたい欲を高める
効果でもあります。
この効果は商談等でも大きな役割を担いますし、
また自己管理としても大切です。
例えば、商談のアポイント連絡を行う際に
どのように行っていますか?
○○の○○の件でと詳細まで事細かく電話で
事前に伝えてませんか?
もうその件ならいいよ、なんて断られません?
ツァイガルニク効果的を利用するならば、
「ちゃんとお伝えしたいので、詳細は訪問時に
丁寧にご説明させてください」
とすれば、その場でのお断りも避けることができ、
相手もアポ当日まで気にかけてくれるでしょう。
また、商談の次回アポイントを取るような際も
効果的です。
敢えて中途半端な部分で、次はここから始めま
しょうとお約束することで、相手は中途半端な
状況を完成させたいという心理が働き、次の
アポにスムーズに移ることが出来ます。
さらに、自己管理としては、全てのタスクなどを
終わらしてしまうと、次に再開するときはかなり
腰が重くなりがちではないですか?
敢えてやり残しを作ることによって、明日はこれ
の続きをやらなければと、習慣性や継続性をも
もたらすことが出来ます。
このツァイガルニク効果を上手く取り入れれば
今以上のパフォーマンスを得られる可能性が
あります。
ぜひ意識してみてくださいね。
それでは。