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夜明け前雑記

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夜明け前、稼ぎ仕事に行く前の日々の雑記。
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記事一覧

カアカアと

 県堺の健康センター「勿来関の湯」  海の見える露天風呂  サウナ水風呂後の寝椅子に  五…

るーとら
2か月前

膜を張ること

 膜を張ること。  言葉を知って外せなくなった世界との膜を。  外せないならむしろ自覚的に…

るーとら
3か月前
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 雨が降ると安心する  雨が降れば  もう関わらなくていい  雨が降れば戦いを止める  も…

るーとら
6か月前
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孵化するように、羽化するように、世界の終りを脱いでゆく

孵化するように、羽化するように、世界の終りを脱いでゆく どん詰まりなのは、世界でもお前で…

るーとら
6か月前

黄金期

年金を全部パチンコに使ってしまう83歳の母は、 家事一切をやっている88歳の父に、金をせびり…

るーとら
8か月前

ありふれたこと

 それは世界にありふれたことなので  私は何も考えない  海が陽に光ろうが  水平線が嘘の…

るーとら
8か月前
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 一日の稼ぎを終え、夕陽を浴びる。  波は渚を裳裾のように動いている。  ゆらぎゆらいで空を映している。  山は静かに海に傾斜し湾を抱きかかえる。  陽が山の端を落ちる。  しだいに闇が濃くなる。  波の音も濃くなる。  微細なものたちよ。  私は無明だ。    この笛が、もっといい音を出せたら、  もっと奥深く全体につながれたら、  いま戦場で殺される人々に届くだろうか。  生きてきたことに何か意味があったと思えるだろうか。

「無明」

    超弦理論など数学で描かれた物理の世界に圧倒される。  原初宇宙の始めには数学があっ…

るーとら
9か月前
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走る野鹿

 8時半就寝、3時過ぎ起床のルーチン。  身は疲れ、脳は誤作動し、やる気は起きない。  や…

るーとら
1年前
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水の思考

 水の思考。  秋の斜めに差す光も水。  光に照らされ透けるモミジ葉も水。  その全体を観…

るーとら
1年前

11/20

 下部構造が見える人と見えない人がいる。  下部構造に棲んでそこでしか息が出来ない人がい…

るーとら
1年前

11/13

 「全体」というと歴史上の、あるいは現在の様々な悪夢が想起されて、全体よりは個人、全体よ…

るーとら
1年前
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11/11

 秋のひかりは斜めに入る。  葉が落ちて透けて、輝いている。  観察するものとされるもの。…

るーとら
1年前
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11/4

 要素分解再構成される個物としてとらえるのではなく、液状のものとして、水として捉える。  波や渦として現れるのが個物。  実在とは現れたものの姿。  そう呼吸する。    水として呼吸する。  あるいは竹筒の中を渡る風として感じる。  音色として表れてくる。  様々な音楽がある。  自己へのテクノロジーとは、思考を流体として風として使うこと。  言葉を流体として離接すること。  武道のように立ち居ふるまうこと。