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法の下に生きる人間

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時代の移り変わりとともに、さまざまな法律が作られたり、改正されたりしている中で、国の最高法規である憲法は、本シリーズ開始時点ではまだ一度も改正されないまま、今日に至っている。 し…
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記事一覧

【最終回】法の下に生きる人間〈第100日〉

とうとう最終回である。 昨日の記事でだいたい理解できた方もいるかと思うが、最終回の今日は…

ランナウェイ
7か月前
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法の下に生きる人間〈第99日〉

消費税について、昨日の続きとなるが、意外と私たちが知らないことを今日は解説しておこう。 …

ランナウェイ
7か月前
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法の下に生きる人間〈第98日〉

10%の消費税は、すべて国の収入になっているわけではない。 消費税というのは、正確には「…

ランナウェイ
7か月前
8

法の下に生きる人間〈第97日〉

消費税率が令和元年に10%に引き上げられたことは昨日の記事でも触れたが、私たちが買い物を…

ランナウェイ
8か月前
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法の下に生きる人間〈第96日〉

いよいよ本シリーズも、今週でラストである。 最後は、つい昨年に話題になったインボイス制度…

ランナウェイ
8か月前
8

法の下に生きる人間〈第95日〉

本シリーズの最初の回から、とびとびでもよいので、シリーズ全体の流れを見ていただくと、この…

ランナウェイ
8か月前
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法の下に生きる人間〈第94日〉

生活保護を受けている人が身近にいるという人も、まさに自分自身が生活保護を受けているという人もいるだろう。 ただ、生活保護を受けている人は、基本的に、年齢や体力に応じて働くことが求められている。 そして、収入を得たら、きちんと給料明細の写しなどを添えて申告をしなければならない。 これは、生活保護法の第60条と第61条に定められていることなので、福祉事務所等の職員は、この条文に則って、受給者に指導や指示を行っている。 (生活上の義務)  【第六十条】 被保護者は、常に、能

法の下に生きる人間〈第93日〉

生活保護法で定められている扶助の種類が、全部で八つあることは昨日の記事で触れたが、今日は…

ランナウェイ
8か月前
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法の下に生きる人間〈第92日〉

昨日の記事で紹介した国家賠償法は、実は、日本国憲法第17条に基づくものになっている。 【…

ランナウェイ
8か月前
6

法の下に生きる人間〈第91日〉

毎年、受験シーズンになると、願書の提出締切に間に合わなかったとか、提出を失念していたとか…

ランナウェイ
8か月前
8

法の下に生きる人間〈第90日〉

本シリーズもいよいよ、残すところ10回となった。第91〜95日は3月4日〜8日、第96〜…

ランナウェイ
8か月前
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法の下に生きる人間〈第89日〉

昨日の記事で紹介したLGBT理解増進法の第1条には、次のようなことが書かれている。 全文を抜…

ランナウェイ
8か月前
8

法の下に生きる人間〈第88日〉

昨日の記事で最後に触れたが、現状においては、日本ではまだ同性婚や同性カップル(事実婚も含…

ランナウェイ
8か月前
6

法の下に生きる人間〈第87日〉

2年前(2022年)の4月1日に、民法731条が改正されるまでは、昭和22年から75年間も、「男は、18歳に、女は、16歳にならなければ、婚姻をすることができない」 と定められていた。 改正後、現在は、「婚姻は、18歳にならなければ、することができない」という文言に変わっている。 女性の年齢が引き上げられたのだと思うが、よく見ると、性別の表記もなくなっている。 だが、だからといって、性別を問わないという解釈ができるわけではない。今回の改正で男女とも同年齢になったから、あ