【書評】内向的な人は必読!『内向型の生き方戦略』
ロッシーです。
あなたは外交的な性格ですか?
それとも内向的な性格ですか?
内向的だという方に、ぜひ読んでいただきたい本をご紹介します。
私は内向的な性格です。人が嫌いなわけではないのですが、集団行動は苦手ですし、人付き合いは悪いほうです。
そういう性格は、集団や組織で生きていくには不利なことが多く、なんとかならないものか、と思っていました。
外交的になろうと頑張ったこともありました。でも、一時的にはうまくいっても、結局もとに戻ってしまうのが常でした。
「どうも自分は周囲の人達とちょっと違うのかもしれない」
と思っている人は、この本を読むことでその原因が明確になると思います。
本の内容をまとめると
この本で、私が重要だと思う部分を超簡単にまとめてみると、以下の3点になります。
「あなたは内向的なんじゃなくて、境地開拓型なんだよ。」
「ほとんどの人は社会維持型。境地開拓型は少数派なんだから、組織に馴染めないのは当たり前。」
「境地開拓型は、その強みを生かすことにフォーカスするほうが良い。社会維持型に合わせようとしても疲れるだけ。」
境地開拓型? 社会維持型?
急に「境地開拓型」「社会維持型」と耳慣れない言葉が出てきますが、これはそれぞれ「内向的」「外交的」に対応するものとして考えるとわかりやすいです。
そして、両者は単なる性格としての違いだけではなく、社会における役割が違うということが重要です。
内向的な人、つまり「境地開拓型」の人は、社会におけるという役割を果たすために最適化した結果、そのような性格になっているわけです。
境地開拓型の役割は何か?
では、境地開拓型の社会における役割とは何なのでしょうか?
その言葉からも連想できるように、既存の社会や組織とは別の世界を開拓していくことです。
そして、その役割に適した性格(それを一般的には「内向的な性格」というわけです)になっているわけです。
ですから、既存の社会を維持する役割には最適化されていないのです。そういうことは、大多数を占める社会維持型のほうが得意です。
向いてない場所で頑張ってもうまくいかない
境地開拓型なのにもかかわらず、自分が向いていない場所で頑張ってもうまくいかないことが多いです。
もちろん、うまくいくこともあると思いますが、それは無理に頑張っているからそうなっているだけです。
無理なことは長くは続きません。どこかで必ず破綻します。それが自然の摂理です。
向いていない場所で頑張ることはつらいです。それは、魚が鳥のように空を飛ぼうと努力するようなものです。
でも、水の中ならどうでしょうか?
魚は「頑張って」「努力して」泳いでいるでしょうか?
おそらく「頑張っている」という意識すらないと思います。
仕事も同じ
社会人として様々なスキルアップをすることも大事だと思いますが、そもそも自分に適した仕事であるかどうかが最も重要だと思います。
もちろん、何が適しているのかなんてそう簡単には分かりません。
でも、あきらかに
「これは自分には向いていない」
ということは分かりますよね?
そしたら、それを頑張ることに、今後も力を注ぐべきなのかどうか、よく考えたほうがよいと思います。
この本を読んでも、具体的に何があなたに向いているのかを教えてくれるわけではありません。
それは、自分で探すしかないのです。でも、自分がどのようなタイプなのかを知っておくことは、あなたが自分の道を探す道しるべになると思います。
内向的な方に、ぜひ一読をオススメします!
Thank you for reading !