マガジンのカバー画像

当事者研究(双極性障害の私を知る)

6
双極性障害の私を研究するマガジン。
運営しているクリエイター

#ヤングケアラー

私の父親は、とんでもなく他責だった。

自責の人と、他責の人がいる。
私は、かなり自責寄りだ。

私の父親は、とんでもなく他責の人で、私と考え方が正反対なために、まるで会話が成り立たなかった。

父親は、自分が子を不幸にしているという自覚を持たず、最期まで負の遺産を片付けなかった。相続放棄を家庭裁判所で手続きしてあるが、ゴミ屋敷にした家が残っている。
そのことが、私の人生を暗いものにしている。父親は災いだった。せめて私という子を作らない

もっとみる

当事者研究②

3月になった。
東日本大震災から11年が経つ。震災の日、私は退職希望を伝えて悶々とした気持ちで、ある温泉旅館の土産物売り場を1人担当していた午後だった。
ちょうどアイスクリームの納品が終わった当たりで震災は起きた。覚えているのは、チェックインしたお客様にラウンジで休んでもらって、売店にある食料品を社長の指示で鍵を開けて出した記憶だ。ルームさん(仲居さん)が寒いなかお客様に氷入りの水を出していて、マ

もっとみる

当事者研究①

双極性障害の私を研究してみる

私は、主治医からは「双極性障害かなぁと思う」と言われています。
主治医も、初診で話したことを踏まえて経過を観察しているのでしょう。
私が「なんだか体調の波が酷くあるなぁ」と気づいたのは、23歳の頃です。私は、自分が躁鬱病だなんて、この頃は微塵も考えていませんでした。「紅茶の飲み過ぎの反動だ」くらいに考えてたんですよね...。やたら紅茶が好きだったので。今なら、「その

もっとみる