わたし うつなの?  ~「心療内科の探し方①」~



心療内科ってなんとなく「こわそうなところ」というイメージありませんか?

わたしは・・・・・ありました!


〈前回のあらすじ〉

散歩に出て見るもたった五分弱で辛くなり帰宅してしまったROMIは、ついに自分の身体に起こっている異変を自認。


ようやく心療内科を探すことを決意します。

身体と心が壊れ始めてから3ヶ月ほどのことでした。



今回はわたしの体験(失敗)をふまえ、心療内科を受診するときのコツを3つお話したいと思います。

・・なんだか今回の記事、コラムみたいになっていますね!じつはちょっと憧れてて、意識してるんですけどね!(..)

という話はおいといて。


ざっくりいうと、私が心療内科探しをする中で重要だと思うことは以下の3つです。



1. 「なにに困っているか」を明らかにする・メモしておく

2.  医師は「質問してくれるか?」

3.  ネットの「レビュー」をあてにしすぎない



もちろん個人差はありますし、わたしもうつ病歴二年半と短いのでこれは様々な意見のうちのひとつとお考えくださいね。

では、私の体験と絡めながら以上の3つについて話していきたいと思います。


1. 「なにに困っているか」を明らかにする・メモしておく


当時大学2年生だった私は大学の近くに自宅を構えておりましたので、できれば自宅から離れたところがいいと思い、最寄り駅から20~30分程度の距離の病院を探しました。

「○○駅 心療内科」

何件か病院を見つけました。


 うーん、どれにしたらいいんだろう・・・。


これもうつ病あるあるですが、当時は倦怠感によりネットサーフィンですらきつかった私。

最終的にHPの内装が一番きれいでネットのレビューもそこそこのところを選んで電話をかけてみることにしました。



ルルルルル・・・・ルルルルル・・・



電話の怖さより、誰でもいいからとにかく助けて!という気持ちが勝っていた私はドキドキしながら応答を待ちました。そして。


「はい、△△心療内科です。」

「もっもしもし、あの、診療の予約をしたいのですが。」


やっと予約の電話へこぎ着けることができました。

電話の方はとても優しく、初診かどうか、日時はいつがいいのか、丁寧に聞いてくださいました。



  「「どんな症状にお困りですか?」」



そしてこの質問が来た途端、私は言葉に詰まってしまいました。


そう、今だからこそ「こんな症状があったんです~」「これとこれとこれが日常生活に支障です~」とすらすら答えられるのですが、

当時の私はうつ病がどんなものなのか、そもそも自分がうつ病なのかもよくわかっていない状態。


そして症状は多岐にわたり、これ!と絞って答えることが難しかったのです。


 ――――ただ「泣いてしまう」ということだけを伝えてもいいのだろうか。それとも身体がだるいといったほうがいい?

あれ、そもそも私、心療内科にかかるほど深刻なのかな・・?――――



ただでさえうつで思考が回らない私は、このとき異様にどぎまぎしてしまったのでした。

そして電話する前にしっかりメモをとっていなかったため、正確に自分の情報を伝えることができませんでした。

今だと「メモくらい普通でしょ笑」と思うのですが、当時いかに思考回路がショート寸前★だったかが伺えます。



メモにもコツがあります。


「日常生活で支障になっていること」を中心に書くこと、です。


・「眠れない」 →  「眠れなくて翌日の仕事に集中できない」

・「身体がだるい」 → 「身体がだるくて買い物にも行けない」


こうするだけで具体性が出るほか、お医者さんもより症状をイメージしやすくなります。




2.  医師は「質問してくれるか?」


時はとんで病院当日。


わたしが抱いたはじめての心療内科の感想は「意外とふつう」でした。

どんより思い空気が流れているのかな、と思いきや待合室のひとたちは普段道で見かける人と変わらない雰囲気です。

病院内も綺麗だし、私はなんだかほっとしていました。


受付から10分後、診察室に通されました。

中にはこぎれいにパーマをかけた優しげな瞳のおばちゃん先生。


医師「はい・・・今回はどうされましたか?」


私はつたないながらも自分の身に起こっていることを話しました。


「眠れなくて・・身体もだるいです、あと涙が止まらなくなったり・・」


医師「はいはい・・・あとは?」



あとは?

えっっと・・・


私はなんと答えればいいのやら困ってしまいました。

診察室には気まずい沈黙。

え、わたしもしかして大げさ・・だった・・・・?


  (((なんか今すぐ帰りたい!)))




初診の思いでは以上です。結論からいうとわたしにとってこの医師はハズレ。やさしいおば様でしたけれど。


先ほどの「メモ理論」をやっていなかったこともありますが、

優秀な医師はこちらがうまく話せなくても質問によってちゃんと答えを引き出してくれます。


これはあくまで目安であり、医師との相性にはもちろん個人差はあります。

こればかりは行ってみないと判断ができないのがうつ病患者にとってつらいところですね。

「眠れていますか?」「食欲はありますか?」など

YESかNOで答えられる質問を丁寧に探してくださる先生は信頼できる方だと個人的には思っています。



長くなってしまったので次回に・・・続く!










     


いいなと思ったら応援しよう!