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#彫刻
【鼻息と表面張力】内藤礼 すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している 2022
1月15日 神奈川県立近代美術館 コレクション展
現在、重要文化財になった鎌倉館に近美があった頃、池に向かって設置されていた、という《恩寵》。
およそ6年ぶりの展示だそう。
見えるか、見えないか、角度によっても表情を変える作品。
目で見ること、可視化ってなんだろうな、と考える。
【展示室のルール】
他にも10点ほどの展示があり、とにかくどれも繊細なのである。
繊細だが鑑賞者はずかずかと入り込
【木が石へ水へ】 戸谷成雄 彫刻 埼玉県立近代美術館
長野県出身の彫刻家、戸谷成雄の回顧展。学生時の作品から最新まで網羅的に見ることができる展覧会である。
一つひとつがでかい戸谷成雄の彫刻。
展示室に複数体並べて展示する作品も多く、並べるだけでインスタレーションである。
先日世田谷美術館で見た作品と同タイプの「森シリーズ」もあったが、展示の方法と鑑賞ルールが違い、埼玉近代の展示では複数体の間をすり抜けて見学もOKだったことに驚いた。
本当に森の
【彫刻の今日】富井大裕 今日の彫刻 トルソー或いはチャーハン 栃木県立美術館
もう展示タイトルからして突っ込みたい気持ちが満載なのだがチャーハンはどこからきたんだ。
という訳で我が家では「画鋲の人」でお馴染みの富井大裕氏の個展を見るために栃木県立美術館へ行ってきた。
「画鋲の人」の所以はこちら
【何処となく、考現学的な】
赤瀬川原平さん的要素を感じつつもその違いというのは「意味の剥奪」だろうか。
赤瀬川原平さんが「無用の長物」を路上で見出したのなら、富井さんは路上で造