#展覧会レビュー
【不在からの再配達】MOT コレクション開館30周年記念プレ企画 「イケムラレイコ Rising Light」「マーク・マンダース Frozen Moment」「小さな光」 東京都現代美術館
私にとって東京都現代美術館と東京都写真美術館は開館当初から通ってきた、共に歩んできた美術館だ。
自分の人生を変える出会いもあった。
10代の頃からたくさんの刺激を受けた美術館が今年30周年を迎える。
存続を続けてくれてただ、ひたすらありがたい。
これからも一緒に歳をとりたい。
そんな感慨深い気持ちを持って、この美術館が集めてきたコレクション品を見る。
毎度のこと厳かな気持ちより「うぇぇ!すげぇえ
【斜めから】「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」展 川崎市市制100周年・開館25周年記念
川崎の生田緑地にある川崎市岡本太郎美術館。
青山にあるのは岡本太郎記念館。
夏にヤノベケンジの展覧会があったのは岡本太郎記念館。
どちらか取り違えると大変だ。
というわけで、生田緑地へ。実は2016年の展覧会以来に訪れたのでおよそ8年ぶりだった。8年前に見た展示は「鉄道美術館」展。この時初めてクワクボリョウタさんの作品を見て感激したものだった。
行った理由は息子二人が絶賛鉄オタ期だったから。
【窓のない部屋で部屋を見る】アレック・ソス 部屋についての部屋 東京都写真美術館
アレック・ソスの展覧会が写真美術館で始まった。
何か代表的な一枚に惹かれた好きなアーティストだから、というのではなく「室内の写真」という展示テーマに惹かれて見に行った。
この前の期間に行われていた「見ることの重奏」でも室内の良い写真があった。
窓際のカーテンがはためく写真。
実際はミニチュアの室内を撮った作品だったが、あれも面白かった。
写真美術館独自企画というのにも俄然、期待感が高まる。
【魅せること】「竹林之七妍」「特集展示 野村和弘」「Eye to Eye—見ること」MOTコレクション 東京都現代美術館
毎回、多彩な切り口を見せてくれる東京都現代美術館のコレクション展示室。
改めて、東京都現代美術館のコレクション展の成り立ちをご紹介。
こんな背景である。
なので都美館時代のコレクション品なのか、現代美術館になってからのコレクションなのか、ちょっと意識してみてもおもしろい。
作品リストには受入年度が書いてあるので1995年以前/以降を区切りに見ると結構楽しい。
主に戦後の作品を「コンテンポラリ
【痛切にして痛快】開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ 東京都現代美術館
「開発好明(かいはつ よしあき)氏が2024年夏に東京都現代美術館で個展を開催」
そのフライヤーを見た時、家族全員で「あ、あの人だ!」となった。
5年前の2019年の夏に同じく東京都現代美術館で開催された「あそびのじかん」という企画展の第一展示室に飾られていたのが開発さんの作品だった。
当時5歳と7歳の息子たちは開発さんからサインをもらっていた。
この辺りの毎年夏にやっている現美の展覧会は子