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なんか元気になるnote

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読んで、元気になった、なりそう、なるかも、お腹空く、美味しそう、行きたい!なnote
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#エッセイ

世間知らずと言われる教員が半年間企業で働いてみた話

世間知らずと言われる教員が半年間企業で働いてみた話

9月30日をもって半年間の企業研修を終えた。

それはとても幸せな時間だった。今日はその幸せについて書いてみる。

4月、僕はこれまでの自分をちゃんと肯定して生きてきたから、ちょっとやそっとの揺らぎで人生変えられてたまるかと意気込んでいたのだけれど、終わってみれば人生が変わってしまいそうな揺らぎ方をした。

ここでいう人生の変わり方は、新しい価値観に出逢ってこれまでのAという生き方から、完全に道を

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どこか遠くへ行きたいときに。旅好きが愛するエッセイ 5選

どこか遠くへ行きたいときに。旅好きが愛するエッセイ 5選

なかなか旅に行けないとき
職場帰りの電車の中、気分転換をしたいとき
寝る前のひととき

こんなときに、私はよくエッセイを読みたくなります。

今回は、家の中でも旅気分を味わえる、旅にまつわるお気に入りのエッセイ本を5冊ご紹介。

ひとつ一つのエピソードは数ページでさくっと読みやすいものが多いので、ぜひ気軽に手に取って読んでみてください。

1.鈴木亮平『行った気になる世界遺産』世界遺産検定1級を持

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楽しめたかもしれない

楽しめたかもしれない

中学生のとき、夏休みに「美術館か博物館へ行き、レポートにまとめる」という宿題が出た。

親に連れられ、自宅からいちばん近い横浜美術館へ。

ブロンズの彫刻がたくさん並んでいて、館内はひんやり涼しく、ひかえめな照明が心地よかったのを覚えている。

時は流れ、今度はわたしがその宿題の引率をすることになった。

姪(以下N)が通う中学でも、同じ宿題が出たからだ。

よく美術館に行ってるから、という理由で

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ぼくと彼女は芥川龍之介展へ行く

 ぼくと彼女は『芥川龍之介展』へ行く。ぼくと彼女がデートで展覧会やら美術展やらに行く時、だいたいは彼女が行き先を決める。由梨が「これに行こう」と提案して→ぼくとしても特に異論はないので→二人で一緒に行くことになる……といった流れである。「異論はない」というより「異論が思い浮かばない」というのが正確かもしれないが。

 しかし、たまにはぼくのほうから「この展覧会に行きたい」と提案することもある。たま

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