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なんか元気になるnote

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#展覧会

「さくらももこ展」で対面した、詩みたいな卒業文集@森アーツセンターギャラリー

「さくらももこ展」で対面した、詩みたいな卒業文集@森アーツセンターギャラリー

ぐっと冷え込んだ11月中旬、私は港区の高層ビルの谷間
にいた。森ビル周辺の土地勘がなかったので、余計な回り道をしまくって場違いな高級店のならびを横目になんとか目的地へ到着。

今回のめあては森アーツセンターギャラリーで開催中の「さくらももこ展」。ど平日にも関わらずかなり混雑しており目を見張った。

卒業文集

見慣れた原稿用紙に並ぶ整った文字。ほんとに小学生の文字か!?綺麗だなとかひねりのないこと

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現在地のまなざし 金川晋吾 東京都写真美術館〜千葉市美術館

現在地のまなざし 金川晋吾 東京都写真美術館〜千葉市美術館

東京都写真美術館で「アレックス・ソス」の後に「現在地のまなざし」も見てまいりました。

事前に気になっていた写真がこちら。

金川晋吾さんが、自分のお父さんを撮った作品なのですが、タバコをふかす姿がカッコイイしシブい。最初見たときは俳優さんかな?と思ってしまいました。

自分の父親を撮影した作品シリーズ〈father〉の中の1枚。このお父さん、ある日突然いなくなり、しばらくの間姿が見えなくなる。い

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惜別の美術館@東京:3

惜別の美術館@東京:3

(承前)

 ——首都圏を離れたての筆者による「別れが惜しいミュージアム」。
 前回のポストは無料情報を多く載せたからか、非常に伸びがよい……みなさんそれぞれやりくりをして、ミュージアム・ライフを送っていらっしゃるのだなと感じる。
 思えばコロナ禍のあたりから、美術展の観覧料は右肩爆上がり。2020年秋の東京国立博物館「桃山―天下人の100 年」が一般2,400円で、当時はずいぶん驚いたものだ。現

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ぼくと彼女は芥川龍之介展へ行く

 ぼくと彼女は『芥川龍之介展』へ行く。ぼくと彼女がデートで展覧会やら美術展やらに行く時、だいたいは彼女が行き先を決める。由梨が「これに行こう」と提案して→ぼくとしても特に異論はないので→二人で一緒に行くことになる……といった流れである。「異論はない」というより「異論が思い浮かばない」というのが正確かもしれないが。

 しかし、たまにはぼくのほうから「この展覧会に行きたい」と提案することもある。たま

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