コロナ禍で急速拡大！？オンライン販売×ライブ配信＝「ライブコマース」がもたらす新たな需要とは
今回は、EC業界のマーケティング手法『ライブコマース』を取り上げました。市場規模の拡大、それに伴う他業界に与える影響について話していきます。
こんにちは、佐々木正人です！
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ｰｰｰ【本編】ｰｰｰ
新型コロナウイルスの影響により、「巣ごもり消費」という新しいトレンドが生まれてますね。巣ごもり消費とは、自宅にいながら買物をしたり、ネットでの娯楽を楽しんだりするなどの新しい消費者行動です。
Uber Eatsやお取り寄せグルメで自宅で外食気分を味わったり、動画配信サービスでドラマや映画を楽しんだり、外出自粛による運動不足やストレスを解消するために部屋の中でストレッチや筋トレをしたり、その際にエクササイズDVDや運動系のゲームソフトを購入したり、家族や友人とオンライン上でコミュニケーションをとりながら楽しめるゲームは、「あつまれ どうぶつの森」を筆頭に大人気ですね。
ｰｰｰ【ライブコマースとは？】ｰｰｰ
さて、今回のテーマ、ライブコマースについてです。
4月1日放送のNHK総合テレビ「クローズアップ現代」をご覧になりましたか？
こちらでも、取り上げられておりました。
「コロナ禍で"爆売れ" 急拡大ライブコマース」
（出典：NHK公式）
『ライブコマース』とは、ECサイト（オンライン販売）とライブ配信を組み合わせた販売形態で、消費者が質問しながら買い物できるような仕組みです。
ｰｰｰ【ライブコマース市場】ｰｰｰ
国内のみならず、国境を越えて物が売り買いされるライブコマースですが、今、「爆売れ」とも言える現象が生まれています。
主に売り込みを図っているのは…
・大手百貨店
・化粧品
・家電量販店
・町なかのドラッグストア
などです。
市場の中でも熱いのは、利用者4億人近くを数える中国です。
市場規模は急拡大を続け、新型コロナウイルス感染拡大前2019年より2倍超の17兆円に上ったと見られ、2021年度には20兆円に達すると見られています。
（出典：2021年4月1日(木) コロナ禍で“爆売れ” 急拡大ライブコマース）
（出典：日本貿易振興機構（ジェトロ）ビジネス短信）
これらの予測から、今後ますます着目すべきマーケティング手法だと伺えますね～。
日本では、少し出遅れ感があり、撤退も相次いだり、一時期の盛り上がりが影を潜めていましたが、再び注目され始めました。
「では、その背景は？」
誰もが予想出来たと思いますが、新型コロナウイルス感染拡大による影響が大きいと言えます。自宅で過ごす時間が増えた人達の「巣ごもり消費」は今後も需要があるでしょう。
ｰｰｰ【ライブコマースを活用する業界】ｰｰｰ
小売店は、売上縮小の危機から厳しい状況でしたが、大手百貨店、化粧品などがライブコマースを使い売上を伸ばす事例もあるそうです。
急拡大するライブコマースですが、小売業だけでなく、その恩恵は、商品を運ぶ物流業界にも及んでいます。
つまり、物流業界もコロナ禍で伸びている業種と言えますね。
（出典：三井住友フィナンシャルグループ 三井住友銀行 経済・業界動向に関するレポート 物流業界を取り巻く環境～新型コロナウイルス感染拡大をふまえて 8頁（ご参考）EC市場の拡大）
エンタメ業界でも、ライブコマースが注目されつつあります。吉本興業は、2020年12月に中国の現地パートナーと連携協定を締結しました。
中国市場における日本の農水産品、物産品の販路拡大のほか、通販事業者などが商品を説明しながら販売する「ライブコマース」事業を皮切りに地方経済の活性化を目指すというものです。
（出典：産経新聞グループの経済情報サイト 2021年4月13日 SankeiBiz）
上記のように、ライブコマース市場拡大により、様々な業界が影響を受けておりますので、今後全体の景気を見るうえでも着目すべきポイントになりそうです。
世の中に浸透するライブコマース市場ですが、皆さん、買い過ぎにはくれぐれもご注意を！！
本日の内容は、以上です。
次回もお楽しみに！では！
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